本当の恋
私は秋野真央。 今から初恋の相手に告白します。 「雪乃先輩、好きです。」 「あー。。。」 雪乃先輩は、少し黙ってあと、口を開く。 「いい、けど、」 え?いい、の? 付き合って、いいの? 「でも、俺、婚約してる人、いるんだよね。」 こん、やく? あの漫画とかで聞く、婚約? 雪乃先輩は、町一番のお金持ちで、大きい屋敷に住んでいる。 そう考えたら、婚約者の1人、おかしくないのかもー。 「あ、そう、ですか。婚約者と、幸せに、なって、くだ、さい。」 泣くな。 雪乃先輩の前で、泣くな。 私の恋は、終わったのだから。 ーぽつり あ。 ほおが濡れてる。 「さようなら。」 私はむりやり笑った。 うまく笑えてないと思う。 でも、雪乃先輩には、幸せになってほしかったからー。 大雨が降ってきた。 でも、いい。 今はびしょ濡れになりたい。 「待って!真央ちゃん!」 後ろから、大好きな人の声。 ぎゅっー。 抱きしめられる。 雪乃先輩、あったかいー。 って!雪乃先輩には婚約者がいるんだから! 私は雪乃先輩をつきはなす。 「雪乃先輩!私なんかじゃなくて、婚約者と、こうゆう事はした方がいいんじゃないですか!?。」 「真央ちゃん、ごめん。婚約者なんて嘘。」 ーえ? うそ? 「俺、信じられなかったんだ。真央ちゃんが、俺のこと好きなんて。」 「そんなうそつかないでくださいっ、私、好きなのに。」 「ごめん。ほんとに、好きなんだよね。」 私はうなずく。 私たちは、雨が止んだ虹のしたで、甘いキスをした。 「俺も、真央ちゃんのこと、好きだよ。」 もう終わったと思った私の恋は、まだ終わっていなかった。