クリスマス嫌い
『昔々、ある田舎町に女の子がいました。 その子は、クリスマスを嫌っていました。 ~中略~ 理由は、今でも不明です。 その子がクリスマスを嫌っている理由は誰にも知られず、その子は死んでしまいました。 その子の霊は、今でもクリスマス近づいてくると、現れるのです。』 「ねぇねぇ、結衣菜(ゆいな)。この話、有名な都市伝説らしいよ。」 私は、結衣菜。さっき、親友の美空(みく)と本を読んでいた。この本に書かれているのは、クリスマスを嫌っている女の子の話。 「へぇー、そうなんだ。あれ?最後のページに、なんか書かれてるよ。えーっと、『その子の霊が現れる場所は、○○県××市の**駅前のクリスマスツリー付近。夜、その子は現れ、クリスマスツリーの近くで泣いています。』だって。ここって、私達が住んでるところの近くの駅じゃん。」 「結衣菜。まさか、それを信じてるの?こんなの、あるわけないでしょ。」 「でも、ホラー好きの私としては、ちょっと気になるかも。今夜、ここに行ってみない?」 夜。私と美空は、駅に向かった。美空は、この都市伝説については半信半疑だが、私は内心、(ほんとは、いるんじゃないかな・・・・・・。)と思っている。 「クリスマスツリーって、あれのことかな?ライトアップされてないから、暗くて見づらいね。」 美空はそう言い、クリスマスツリーに近づいていく。 「ウッ、ウゥゥ・・・・・・。シクシクシク・・・・・・。」 「結衣菜。クリスマスツリーの後ろから泣き声が聞こえる!もしかして・・・・・・!?」 恐る恐る、クリスマスツリーの後ろ側を見た。そこにいたのは・・・・・・。