短編小説みんなの答え:1

君の心のプラモデル。

「美雪っっっ!!!!」 男は手を思いっきり伸ばしたが、届くことはない。 「そんなに泣かないで、肇くん…」 美雪の葬式でクラスメイトが翔を励ます。 「か…彼女が死んだんだ。そりゃこうなるだろう…?」 ー数日後ー 「急患です!」 救急車に乗せられてやってきた肇。 翔はプラモデルクラブだ。入部員が多め。 何も話さず作っていた。すると。 バタン。肇が倒れた。その瞬間、作り途中のプラモデルがバラバラっと崩れた。 接着剤を使うプラモデルで、接着剤をつける前に床で軽く組み立てていた。 倒れた原因は、原因は極度なストレスだという。 「肇くん!大丈夫?!」 「あ…誰?」 「嘘…」 「残念ながら肇さんは、記憶喪失となってしまいました。このまま記憶が完全に残らなければ、命の危険もあります」 「私よ!佳奈!同じクラスメイトよ!」 「ごめん…」 「じゃ、じゃあ、美雪ちゃんは!?」 「クラスメイト?」 「あ…いや、なんでもない」 美雪が実際にもういないことは、言わないことにした。 自分のためではない。肇が、さらにショックを受けないようにだ。 実は、佳奈は、肇に密かな思いを寄せていた。 「これ。肇くんのだよ」 「プラ、モデル…?」 「そう。肇くんは、プラモデルクラブだったんだよ。一緒に作る。 だからそれまで…絶対に生きて!思い出して!」 「…うん」 _次の日 「お見舞いに来たよ…どう?なんか思い出した?」 「ううん…でもなんか、心が苦しい。前の記憶かな」 きっと、美雪の事だろう。思い出してはいないが、体にその悲しみ、苦しみは体から離れない。 「そっか…」 ぎゅっ。 佳奈は、肇の手を握った。 「大丈夫だから…っ!今は、色々と辛いと思う。でもね、見て。 このプラモデル。壊れてるけど、直そうと思えば直せるの。 肇くんも、必ず元に直せるから!私が一緒にいるよ!!」 半泣きで言う佳奈。 _数日後 「ほら、肇くん。あとは、胸のパーツを合体するだけ。胸って、心がある。 新しい心を持てるように、とっとくね。肇くんの好物のお菓子と一緒に置いとくね」 佳奈は、美雪と同じ世界にいる肇の遺影の前に座りながら、呟いた。 *以上です!見てくださりありがとうございます! 感想お待ちしております!

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