王道ラブストーリーが始まる予感・・・・・・?
私は、鈴木美玲(すずきみれい)。小学五年生。 私は、もう十一歳なのに、まだ恋愛未経験。告白されたことはないし、したこともない。それどころか、まだ初恋さえもしていない。友達はたくさんいるし、寂しい思いをしたことはない。でも、他の子みたいにちょっとは恋愛も楽しみたい。 新緑の葉が生い茂るある日。私が通う小学校に、転校生がやってきた。 「初めまして。三上太陽(みかみたいよう)です。愛知県から引っ越してきました。よろしくお願いします。」 彼は、聞き取りやすい声で自己紹介をして、太陽みたいな明るい笑顔で微笑んだ。そして、隣に立っている先生は、こう言った。 「三上の席は、鈴木美玲の隣だ。」 (えぇ!?こういうの、少女漫画で読んだことある!これで、恋が芽生える・・・・・・とか!?) 「美玲ちゃん、よろしくね。」 そう言い、太陽くんは私と目を合わせ、微笑んだ。 (心臓がドキドキする。これは、恋なの・・・・・・?) 放課後。私は、太陽くんを屋上に呼び出した。 「突然だけど、私、太陽くんのことが好き。私の彼氏になってほしい!」 彼は、一瞬驚いた顔をしたが、すぐに返事をした。 「ありがとう。でも、僕、美玲ちゃんとは、友達関係でいたいな。」 (これって、私、失恋したってこと・・・・・・?) 私は、泣きそうになったが、気持ちを落ち着かせて、考え直した。 (友達にはなれたんだし、これからアピールすれば、両想いになれるかも!よしっ、頑張るぞ。) こうして、私の恋は始まった。