悲しきあの日。
「待ってよ!」 「待たない。」 午後4時。 テレビから流れた恋愛ドラマは、凄く ありきたりでとてもつまらない。 現実的じゃないものを見ても仕方がない そう思ってテレビを消した。 髪をセットし、メイクもしていたのに 約束をドタキャンされた日に見るものではない。 「ごめん。用事入ったわ。」 私にとっては、友達以上恋人未満で 相手にとってはただの友達。 そんなことはわかっているのに。 諦められないセミの抜け殻のような私。 悲しきプラスチックゴミの私。 「考えるだけ無駄か……。」 つぶやくと余計惨めになった。 ベランダに出てタバコに火をつけた。 「あいつの前では内緒にしなくちゃ。」 笑えない冗談を自分で言って笑う。 友達でも辛ければ、多分恋人になっても辛いだろう。でも片思いも辛い。 無限ループだ。 自分でも何がしたいのかわからない。 携帯がなった。 「今日は本当にごめんね。」 内容をみて少し笑った。 「本当…そうだわ。」 本当、大迷惑じゃい。と心の中でつぶやいた。 何が、本当ごめんだ。あいつの好きなクッキーを見ながらそう思った。 今日のために整えたネイル。 今日のために美容室に行って、髪を整えたのに。 ネットに上げたら、意識高い系女子になれるだろうか。 まあ知らんけどな。 「どっか行こ! 二人で!」 あいつがそう言ったから用意したのに…。 乾いてくすんだ涙が、傷に触れる。 タバコが、少し短くなる。 太陽が、こっちをみて哀れだと言わんばかりに見つめてくる。 本当…。クソ喰らえだ。 哀れな哀れな、粗大ゴミ…。 悲しき悲しき、粗大ゴミ。 醜い醜い、粗大ゴミ………。 かわいそうな、汚れた私…。 「本当、お前のせいだよ…。」 かすれた声で、笑顔を作って笑った。 呆れた声でつぶやいた。 本当に粗大ゴミだ。 乾いた風が髪をなびかせた。 オワリ ★-(・ε・` HELLO!´・з・)-☆ 素焼きです。 誤字脱字あったらすいません。