僕で私で君が好きで
僕の名前は優。中1だ。僕には好きな人がいる。 そこは中学生だしおかしくはないが、相手は幼馴染の花恋(かれん)。 クラスの人気者だ。いつもネットの海にダイブしている僕にも話しかけてくれる。 「たまには、クラスの女の子達と買い物でも行こうよ!」そんなことをゆってくる花恋。 「僕はいいよ。どうせみんな嫌だろうしこんなやつキモいしw」 前までならもっと丁寧に断れた。やっぱりこれが恋ってやつだろう。 前まであまり見なかった恋愛物のアニメも見ている。 今の時代は色々な恋愛があるそうだ。女子同士、男子同士の恋愛マンガもよくみる。 (現実だとこんなにうまく行かないだろうな)そんなこと思いながらぺージをめくる。 ある日の学校での出来事。 「今日は皆さんお待ちかねの席替えしまーす!」先生が言う。 そこからはクラスがお祭り騒ぎ。僕にはうるさいし席替えなんてどうでもいいとその時は思った。 くじ引きだった。うちのクラスは男子のほうが少ないので女子が隣になる席が一組ある。 まあ僕には関係のない話だが。僕の番になった。席を移動した。 神様は意地悪だ。わざわざ叶わぬ恋なのに花恋を隣の席にした。 「最近、全然喋らなかったけど大丈夫?」花恋はそういう。 僕は考えた。このまま叶わぬ恋を引きずるよりもきっぱりと終わらせよう。 「理由を言いたいから、今日の放課後一緒に帰ろう。」 僕は言う。心臓の音が聞こえる。「わかった!」花恋はいつも元気だ。 帰りの学活のおわりのチャイムが鳴る。 花恋が「久しぶりだね。一緒に帰るの!」 「あのね、僕君のことが好きなんだ」 花恋は驚きながら「ドッキリ?だって優って女じゃん」 そうだよね。やっぱりそうなる。 僕で私な僕は女の子の花恋に恋をした。 まだあまり子供では通用しない同性愛がもっと広がればいいのに。 僕はそう思った。