シンユウノエガオ
私、鈴木(すずき)怜奈(れいな)には、親友がいる。 その親友、智奈美(ちなみ)は、いつも笑顔で明るい。 だが、いつもイジメにあっていた。 私には、分からなかった。彼女が、なぜイジメにあっているのか。 理由は、 クラスのリーダー的存在である、バスケ部の詩織(しおり)が、ある日こんなことを言ったからだ。 「智奈美ってさ~勉強できてうざいよね~」 そう。智奈美は頭が良かった。 いっつもテストは100点で。 そこから、智奈美はイジメにあった。 でも、私は、そのイジメをとめる事はできなかった。 「智奈美、ごめんね?イジメ、とめることができなくて。」 「そんなの、いいよ。」 智奈美は、笑顔でそう言う。 一年がたった。 智奈美は、不登校になってしまって居る。 だが、ある日、智奈美が久しぶりに登校してきた。 「智奈美!」 詩織が、智奈美に走ってきた。 「ごめんね。智奈美。私のせいで不登校になったのかと…」 「んーん。不登校になったのは、詩織にイジメられるのが嫌だったからじゃないよ。」 「よかったぁ。」 詩織は安心して、智奈美から離れた。 私は、笑顔になって、智奈美に近寄った。 「ね、智奈美。《あれ》の調子、どう?」 「うん。上々。」 そして、智奈美はいつもの笑顔を私に送った。 「私もきっちり、借りは返したいからね。」 だが、その智奈美の笑顔は、すごく、意地悪そうに見えた。