楽園の少女と旅する少年
〔とあるところに、美しい少女がいました。 雪のように白いさらさらの毛。青く光るアクアマリンのような瞳。 少女は、楽園に住んでいました。美しい自然、美味しい空気。 しかし、少女は孤独でした。 いつからこうしていたのかもわかりません。 少女は今日も眠りにつきます。友とはどのようなものなのだろうと考えながら…〕 〈とあるところに、美しい少年がいました。 夜空のように黒い毛。金色に光る月のような瞳。 少年は、旅人でした。新しい景色。新しい世界。 しかし、少年は孤独でした。 いつからこうしていたのかもわかりません。 少年は今日も旅を続けます。自分でも分からないなにかを探して…〉 ある日二人は見つけました。 少女は美しい黒猫を 少年は美しい白猫を 数年後、楽園では、二匹によく似た子猫たちが駆け回っていたという。 これは 人のたどり着けない森の奥深く 美しい楽園での 美しい物語である