夜の駅舎
8月15日真夜中。私こと犬矢来千代は、旅先の無人駅のベンチに一人座っていた。 「はーっ…。」 夏真っ盛りのこの時期、やはり真夜中でも暑く、私は奇跡的にあった自販機でサイダーを買って飲んだ。夏休み中の私は家族に許可をもらい、一人旅をしていた。この無人駅が目的地だ。誰もいず、古びた駅に魅力を感じる…いうなれば「無人駅ヲタク」といったところだろうか。 「やっぱり憧れの無人駅だけある!この古びた時代を感じる駅舎…最高!! …ん?」 駅に明かりがともった。…おかしい。ここは無人駅。勝手に明かりなどつくはず無いのだ。驚いたところに更に追い打ちがかかる。すでに亡くなった祖母がにわかに現れたのだ。 「おばあちゃん!?なんでここに…?」 「ああ、良かった。相変わらず元気で。」 薄れていく祖母。 「おばあちゃん!まって…。」 祖母は私の願い虚しく、消えていってしまった。なぜ祖母は現れたのだろう。 「そうだ。」 今日はお盆、そして祖母の命日なのだ。そういえば昔お願いをした。 『おばあちゃん!ずーっと一緒にいてね!』 祖母はきっとその約束を守って見守り続けてくれたのだろう。 ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!良ければ感想等よろしくお願いします!!