性別の悩みがある私たちは。
私は、長谷川 空。 体は男、心は女のトランスジェンダーなんだ…。 小学生の頃は可愛いものが大好きで、髪を長くして結んだり、可愛いアクセサリーみたいな物を付けて学校に行っていた だけど、そんな生活が変わったのは、4年生の夏休み明け。 その日も、お気に入りのヘアゴムを付けていた。 そしたら、学校に行った途端、 「空、男なのに何でそんなに可愛いの付けてるの?」 「男の子は、かっこいい物が好きなんじゃない?」 え…?何で…?何で、好きな物を好きって言っちゃダメなの? 男、女で好きな物は決まってるの? もうやだよ…!!! そこから、今に至るんだ。 今の私は、髪もバッサリ切ったし、もう可愛いものなんて付けない。 もちろん、可愛いのが好きな事は変わらない。 あーあ…今日もまた、嫌な1日だなあ… 「あ、あの…空、ちょっと良い?」 ん?あ…陽キャの、光ちゃんだ…苦手なんだよね… 「何…?」 「ちょっと、こっちに来て。」 「え?」 廊下の端っこに連れてかれた。なんか怖いんだけど…? 「あのね、私、実は同性愛者なんだ。空は、トランスジェンダー、なのかな?空なら理解してもらえると思って…」 (っ!どうしよう、トランスジェンダーってバレてる…!やだ…また、小学生の時みたいになりたくないっ!) 「ご、ごめんっ!」 ダッ 「え?そ、空!?」 ドク、ドク どうしよう、心臓の音が止まんない。 光ちゃんの事、無視しちゃった… 自分の事ばっかで…光ちゃんは、頑張って同性愛者だって打ち明けてくれたのに… ごめんね、光ちゃん…っ ー次の日、学校ー どうしよ、光ちゃんの事しか頭にない…。 とりあえず、教室に行かなきゃ…! ペラッ ん?靴箱から、何か出てきた… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 空へ すぐに、 きょうしつに、 できたら来てね! すぐにだよ! 光より ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー え…? 別に、言われなくても行くけど… ー教室ー 「空ー!」 「光ちゃん…!」 「ちょっとこっちに来て」 「う、うん…」 ダッ 「手紙の意味気づいた?」 「へ?何のこと?」 「あははっ!鈍感な空らしいなあ…!縦読みだよ、縦読み!」 「ん?す、き、で、すっ???」 「えへへ…!空なら、理解してくれると思ったから…本当は、昨日言いたかったんだけどね☆」 (あ、そっか…光は、同性愛者で…) 「…もちろん!私も、光ちゃんの事好きだし…///」 「良かったあ…あのね、空って、トランスジェンダーなんでしょ…?言っとくけど、私はぜえええったいに、からかったりしないから!ね!」 「うんっ!」 それから、もう私は、学校が怖くなくなった。 やっぱり、光がいるから!