叶わない夢
私は小学4年生の夏、原因不明の病気にかかった。 私はその病気のせいで視力を落とし、目が見えなくなった。 それから入院生活が始まり、今年で3年目。 私には幼稚園から好きな人がいた。彼はとてもやさしくてクラスの人気者。 彼とは幼馴染というやつだ。 私はばれないように、ひそかに彼に思いを寄せていた。 そんな中で病気にかかった。 彼と話さなくなったせいでますます彼との間には壁がーできるはずだった。 私は驚いた。入院してからというもの、彼が私の隣に来てくれたんだ。 初めは信じられず、家族のどっきりか何かと思っていたが、あきらかな彼の声、雰囲気で本当に彼がいることを悟った。 とめどない涙があふれだした。 彼が私に会いに来てくれてうれしかったのと、彼が今目の前にいるのに、話しかけてくれるのに、見えないという事実に。 私の病室の外には梅の木があり、春になるといい匂いがする。 彼は春になるといつもこういう。 「なぁ、きれいな梅の花だぞ。いつか、いつか一緒に見に行こうな。」 私はなぜか病気になったことに感謝することがある。 だって、彼とこんなにもしゃべって、笑っていられるもの。 でも、でも、彼とちゃんと目を見て話したい。彼の顔を見て話したい。 私の叶わない夢。