私達だけの運命の物語。
キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン♪ 今日は卒業式。中3の花橋朱莉(はなばし あかり)は今日中学を卒業した。このチャイムは卒業式の終わりのチャイム ずっと好きな人がいた。 優しくて、かっこよくて、いっつもみんなの中心にいる人 名前は萩原裕太(はぎわら ゆうた)君。 一年生の時からの片想い 人見知りな私に話しかけてくれた ニコッって笑いかけてくれた 相談に乗ってくれた でも「好き」とは言えなかった。 だって何かが壊れそうだった。タイミングがなかった。勇気がなかった。 全部ぜーんぶ言い訳だよ 今日のために親友と休日に4時間かけた告白の練習。「好きです付き合ってください」の13文字。言えなかった 裕太君は帰ってしまう。せっかく頑張ったのに。何か言わなきゃ 「裕太君!高校でも頑張ってね」 「花橋もなっ!」 __好きだったよ... 誰にも聞こえない声で呟く。 あっけなく終わったなぁ ねぇ?私の気持ちは何一つ届いてはないけど、あなたが見せてくれたものは大切な思い出です。 _____7年後 花橋朱莉さん。俺と結婚しませんか? ...!もちろんです。これからもよろしくお願いします、萩原裕太君! 偶然ってこのこと?それとも運命かな?どっちでもいいやっ!