この癖に麻痺してしまった。
今日も私は私を演じる。 友達には、クールな私を見せる。 親には、言うことを聞いて、優等生感を出す。 でも、これは嘘の私。 本当の私はとてつもなく醜い、酷い人だ。 元の私に戻りたいけど、戻れない。 でも演じるのは楽しい。 新しい私を見つけるのは面白いとも思う。 でも、戻りたい。 だけど、もうこの癖からは戻れない。 これは演じることに麻痺した私の物語。 初投稿(なはず)の むい です! めっちゃ短文でしたが、どうでしたか? 初めてなので誤字脱字とかアドバイス等あれば 感想と共にお願いします(圧)(((( それではまたどこかで会いましょう! ヽ(・∀・)バイバーイ
みんなの答え
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偽物の王子様
私は、加賀みやび。15歳。 私には、好きな人がいる。 その人の名前は、鈴木そうま様。 そうま様は生徒会長で、勉強もできるし、運動もできる。 その上、とってもカッコいい人なの! そうま「誰か、これを職員室まで運んでくれない?生徒会で忙しくてさ。」 女子たち「「「はい!私がやります!」」」 そうまくんは、女子たちにも大人気だ。 そうま「うーん…みやびさん、お願いしてもいい?」 みやび「は、はい!」 (キャー!「みやびさん」って呼ばれた! そうま様に名前を呼ばれるなんて!) 荷物を職員室に運び終わって、教室に戻る。 先生「今から、文化祭の劇の配役を決めるぞ。まずは王子様役からだ。」 女子A「はい!鈴木さんがいいと思います!」 先生「そうか。じゃあ、お姫様役は誰がいい?」 女子たち「「「はい!私がやりたいです!」」」 お姫様役は、王子様役のそうま様と手をつなげる…私もやりたい! みやび「私もやりたいです!」 女子A「みやびのくせに、ちょっと可愛いからって調子に乗って…」 女子B「ほんとそれ。本気で恋してるこっちの気持ちも知らないでさ。」 (私だって本気で恋してるのに!) 女子A「先生、お姫様役は王子様に決めてもらうのがいいと思います!」 先生「そうだな。じゃあ、鈴木、誰がいい?」 そうま「僕は、みやびさんがいいと思います。」 (えっ…やった!そうま様と手をつなげる!) 先生「そうだな。美男美女でお似合いだぞ。」 そうま「やめてくださいよー、恥ずかしいですって!」 今日は文化祭当日。 劇が無事に終わった。 もっと手をつないでいたかったな… そうま「みやびさん、ちょっといい?」 みやび「は、はい!」 (わわわ、そうま様が話しかけてくれた!) そうま「屋上に来てくれる?」 みやび「う、うん。」 (えっ…文化祭の後に屋上って、まさか…!) 屋上に着くと、そうま様はもう来ていた。 そうま「僕、ずっと前から、みやびさんのことが…」 (ごっくん) そうま「嫌いでした!」 みやび「えっ…なんで?」 そうま「ははっ!その驚いた顔が見たかったんだよ!」 みやび「…え?」 そうま「僕、女の子を泣かせるのが好きなんだよ!」 みやび「…は?」 (そうまって、こんな人だったんだ…最低。) 女子A「そうま様って、こんな人だったんだね。」 女子B「完全に冷めたわ。」 そうま「え!?なんでここにいるの!?」 女子B「みやびが屋上に呼び出されたから、告白されると思って、ついてきたの。」 女子A「あんたのこと、全部録画してたから。」 女子C「学校中に見せちゃおうかな?」 そうま「や、やめてくれ!僕は女の子をおとしめて泣かせるのが趣味なんだ。それがバレたらモテなくなる!」 みやび「貸して。それ、今すぐ拡散するわ。」 女子A「どうぞどうぞ!」 そうま「そんなぁー!」
希望の花
引き出しを整理していたら、古い日記帳が出てきた。 『日記 3年4組 みやざわ ゆきの』 なつかしい日記だった。3年生だから、今からもう5年も前になる。今見ると少しへたっぴな、でも丁寧に書かれた名前。鉛筆や消しゴムのかすで少し汚れた表紙を、そっとめくった。 『11月1日 月曜日 お母さんが、スノードロップのきゅうこんをもって帰ってきました。お母さんはスノードロップの花がすきです。うちのうらにわにうめました。明日からはわたしが一生けんめい育てます。』 『11月2日 火曜日 お母さんにやり方を教えてもらって、スノードロップを育てています。…』 書いてあるのは、ほとんどスノードロップとお母さんの事だった。毎日毎日、休日でも休みなく、スノードロップの様子が記されている。『お母さんにおこられました。お水はあげすぎるといけないそうです。』『葉っぱがのびてきました。』『つぼみがついていました。』…冬になり、2月になると、育ってきた様子が嬉しそうな字で記されている。『2月18日 きのうまでつぼみだった花が、朝見たらひとつさいていました。お母さんが帰ってきたら見せてあげたいです。早く帰ってこないかな。』…次のページは、真っ白だった。一日も休まず書かれていた日記が、19日は何も書かれていない。その代わり、雫を落としたように、ページがしわしわになっていた。次も、その次も。 黙ってページをめくる。 『2月22日 前に、スノードロップは「死の象徴」だと、本で読みました。でも、お母さんにきいたら、「スノードロップはね、きぼうの花なのよ。」と言いました。わたしはこれからも、スノードロップを育てます。はじめてのつぼみは、おし花にします。お母さんの言った「きぼう」にしたいです。』 ふっと目を覚ますと、もう空が明るくなっていた。日記を読みながら寝てしまったらしい。 外に出て、裏庭のスノードロップを一輪だけ摘んだ。 家に戻り、居間に入った。仏壇に向かう。そばの小さな花瓶に、摘んできたスノードロップを活けて、仏壇の前に正座する。 無色だった雪に、自分の色を与えたスノードロップ。お母さんも、私に希望を与えてくれた。 確かに、死の象徴も間違いではないかもしれない。でも私にとって、スノードロップは希望の花だ。自分に希望をくれた母のように。 希望を与えてくれて、ありがとう。 微笑む母の遺影に呟いて、そっと手を合わせた。
この星空を君に見せてあげられたら
【この小説は、もし愛知県で南海トラフが起こったら…ということを仮定して書きました。実際にこうなるかはわかりません。ご了承ください】 「ほら、一樹早く帰るよー!」 春陽が自転車にまたがったまま僕に手を振る。 僕は急いでペダルを踏む。 「もー、一樹はのんびり屋さんだなあ」 そういって頬を膨らませた後、彼女はプッと吹き出す。 僕たちは自転車をこぎだした。 僕と春陽は一年前ー…中1の夏、付き合い始めた。 あまり口数の少ない僕に対して、よくしゃべる春陽。 共通点の少ない僕らだけど、何故か惹かれあっていた。 こんなに異性を愛したのは初めてだった。 春陽の全てが愛しかった。 毎日海沿いの道を二人で並んで走った。 その日は、いつも通り蝉の鳴く、よく晴れた夏の日だった。 僕は家で英語の問題を解いていた。 春陽はその瞬間、何をしていたのだろう。 ガタン! 突然激しい揺れに襲われた。 僕は椅子からずり落ち、とっさに机の下に隠れた。 本棚が倒れ、教科書が雪崩のように落ちる。 蛍光灯が落ち、飛んできた家具で窓が割れた。 どれだけ時間が経ったのだろう。 僕は割れたガラスに気を付けながら家を飛び出した。 外は破滅的という言葉がぴったりの有様だった。 ブロック塀が崩れ、折れた標識。 あたりは避難をする人で溢れていた。 「一樹君!」 近所のお姉さんだった。 僕はその人に連れられて避難所へ走った。 その途中、僕は見た。 遠くで、真っ黒で大きな波がうずいているのを…。 必死で必死で走った。 僕は避難所で命を守り切った。 家族にも再開した。 でも、春陽の姿はみあたらなかった。 他の避難所に行ったのだろうか…。 僕は電気のつかない真っ暗な避難所で眠りについた。 ふと、目が醒めた。 窓から見える空はまだ真っ暗だった。 僕は静かに、外へ出た。 「わあ…。」 僕は夜空に広がる満天の星に目を見張った。 こんな綺麗な星空は初めて見た。 街の光が消えた今、この数えきれないくらいの星が僕を照らしてくれた。 この星を、春陽もどこかで眺めているのだろうか。 そんなことを考えながら僕は空を見上げていた。 この日の出来事を『南海トラフ巨大地震』ということ。 そして、春陽がこの日に星になってしまったこと。 これらの事を僕が知ったのは、それからしばらくした頃だった。