夜空と雪と流星群
「手紙?」 "あの事故"が起きたのは2週間前くらいだっけ。 『それでなー』 『あっ!車がー』 気付いた時にはもう遅かった。遅すぎた。 もう此処に君はいない。もっともっと、高い所にある世界に… 私のせい?だってもっと早く気付いていれば… そう思う事もいっぱいあった。 でも、後悔した所で君が戻って来るわけでもない。 …それでも、今更好きだなんて、それこそ遅すぎるよ… 罪悪感、後悔、悲しみ。 色々な気持ちが混ざっている。 このラブレター、私に渡すつもりだったんだ… という嬉しさまであった。 「お邪魔しました…」 そそくさと君の家から出ていく。 あんな所にいたら辛いだけだし… ふと、一つの言葉が頭によぎった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あれから10分程かけて、近くの河川敷に向かった。 「やっぱり…」 あの日、君が言いかけた言葉。 『2週間後に、流星群見れるんだって!』 そう言っていた…気がする。 物思いに耽っていると雪が降って来た。 今年最初の雪だった。 そして、流星群もー 思っていたより綺麗だった。 此処に君がいたらな… と思ったが、綺麗に輝いている一つの星を見て、 なんだか、君と一緒にいる様な、そんな気がした。