貴方の瞳に私は写らない
──── 一目惚れしたんだ。 長い髪、スっと通った鼻筋、高くて可愛い声、パッチリとした目、何もかもが私のタイプだった。女の子が女の子を好きになるなんて普通は変なんだろうけど彼女が好き。 それは私が高校に入学して間もない頃に偶然廊下ですれ違ったのが彼女だった。彼女の美しさや可愛さに思わず目を奪われた、それが彼女を好きになったキッカケ。 彼女の名前は愛咲優奈という名前らしい。 私は誰かに奪われるのが怖くて一か八か勇気を振り絞って屋上に呼び出し告白する事にした。「あの!私、平崎まゆって言います!!付き合ってください!高くて可愛い声、パッチリとした目に惹かれました…!お願いします…付き合ってください!」 自分でもダメな告白だなと思う、でも怖いんだ。何も伝えられずに終わるのは。 ────────────────── この後の返事は簡単に予想が着いた。 「…ごめんなさい。私好きな人が居るんだ。それに───貴方の事、見た事ない。だから貴方のこと、よく知らない…」 あぁ、やっぱり彼女の瞳には私なんか写ってすらいないんだ。彼女とは同じ委員会で話したことあるんだけどな。私は彼女に謝ってから走って家に戻った。でも諦められないだって私は彼女に───