これは、あなたが考える物語です。
誰か。 私はここにいていい、ここに必要だって言って。 まだ大人になってもない、ただの高校生が、親を離れて違うところで暮らしてていいの? ...もっと、親孝行した方がいいんじゃない。 心の奥ではわかってた。 でも、それでも、私は... ここに居ていたい。大好きな人たちと一緒に居ていたい。 そんな気持ちが心から消えないまま、1年過ごしていた。 ほんとにここにいていいの?もっと、他の人の為になることをした方がいいんじゃない? ...自分の好きなことじゃなくて。 私はここにいて、幸せだった。 でも、今は。 私はここに必要?いても意味ない? ...やっぱり、家族のところにいた方がいいよね。 みんな、新しい、「幸せ」に、向かって行ってる。 私も、行くつもりだった。 ...でも。 行きたいけど、いけない。 私の、「幸せ」が、変わりかけているから。 やっぱり、私がいるべきところはここじゃないんだね━━ ガタンゴトン、ガタンゴトン。 電車に揺られながら、私は考えた。 この先。私は、どうしていくんだろう。 一年前、ここに来た時は、これから幸せが続いて行くんだと信じていた。 でも、やっぱり、かわらないことはないんだね。 幸せになると信じていた。 明るい未来が待っていると信じていた。 でも、もう、違う。 私は、これからここでの暮らしをなかったことにして、生きていくんだ。 新しい人と出会い、新しい自分になる。 これが、今の最良の選択だから。 これは、皆さんが考える物語です。 こんな気持ちで故郷に帰る主人公は、彼女が言っている、「一年前」に、どんな出来事があったのでしょうか? 主人公は、どんな名前で、どんな性格でしょうか? そして、なぜ今こうなっているのでしょうか? 答えはありません。 皆さんで、考えてくれると嬉しいです。