私の初恋は、終わらない。
忘れもしない。 あれは去年の夏の出来事だった。 小学6年生だった私の、初恋の話・・・ クラス替えをし小学6年生になった私、美里(みさと)は隣の席の光(ひかる)に一目惚れした。 光を見ると、心臓が怖いくらいに脈打つのが分かる。 あぁ、これが恋というものなのか、と私は気づいた。初めての感覚だった。 私は、それからずっと光に片思いをしていた。 ・・・いや、正確には違った。 夏休みに入る前日、私は光に屋上で告られた。 「ずっと好きでした。付き合ってください!」と。 どうやら両片思いだったようだ。 私は動揺と恥ずかしさで顔が真っ赤になって、どうしたらいいか分からず、その場から逃げてしまった。 それから光とは気まずい関係になっていき、結局告白できないまま私は卒業することになった。 中学受験をした光とは、学校は別。LINEも交換せず、完全にはなればなれになったのだ・・・ あの時、どうして私は「私も好き。付き合って」という簡単な言葉が言えなかったのだろう。 そうやって、死ぬほど後悔している私の気持ちを光は知っているだろうか。 光に、また新しく好きな人ができたりしていないだろうか。 いろいろな感情が渦巻いて、私は今日も泣く。 『光に会う』 私は、今それだけのために生きている。 そして、もしどこかで会えたら、絶対に伝える。 「好き」という2文字に私の思いを全部乗せて、伝える。 今度は絶対に失敗しない。 ・・・私の初恋は、まだ終わっていない。