僕達は夕焼けに逃げ出した。
「あーあ、生まれてこなきゃよかった。こんなんだったら、いっそ消えてしまいたい、って思ったことある?」 ブランコを揺らしながら、君は言った。 「君はあるの?」 僕はそう聞いた。そうしたら君は 「…あるよ。君は?」 と答えた。だから僕も 「ある…。」 と言った。そしたら君は 「そっか」 なんて言って笑うんだ。 「その…、なんで君はそう思っちゃうの?」 って僕が聞いたら、 「私はね、家族がバラバラになっちゃったの。」 少し声のトーンを下げて君はそう言った。 あまりにも哀しそうな顔で言うから、僕はそれ以上何も聞けなかった。 そして、10秒くらい間を空けて君が、 「君は、なんで?」 って聞いてきた。だから僕は、 「僕は学校でいじめられてるんだ。給食を捨てられたり、靴を隠されたり。だからもう、疲れちゃったんだ。」 吐き出すようにそう答えた。 そして君はブランコから腰を上げた。それにつられて僕も立ち上がる。 「今日は空が綺麗だね。」 君がそう言うから、僕も空をみたら、そこにはオレンジ色の夕焼けが見えた。 「だね…。」 そう言うと君は 「あのさ、もう逃げ出しちゃわない? あの夕焼けに。」 なんておかしなことを言うから、思わず僕は笑ってしまった。 「それは、どういうこと?」 「だから、あの夕焼けに逃げるの。」 ますますよくわからなくなってきた。 そうしたらじれったくなったのか君は、 「とにかく私についてきて。」 って言って、歩き出した。 しばらく歩くと、隣町に来ていた。 「なんだ、夕焼けに行くんじゃないのかよ。」 隣町に着く頃には、夕日は沈んでいた。 「綺麗な夕焼けを期待してた?」 「そりゃあ、あんなことを言われたらそう思っちゃうだろ。」 「確かに」 何気ない会話が続く。 そして、僕達は隣町の公園のベンチで寝ることにした。 ここに寝るとホームレスみたいで嫌だったけど、君が 「ホームレスだって生きるために必死なんだから、そんなことを言ったら失礼でしょ。」 って言うもんだから、僕は仕方なくここで寝ることにした。 ベンチはすごく寝心地が悪かった。 なかなか寝付けないでいると、君も眠れていないみたいで、声をかけてきた。 「ねえ、散歩しよう。」 「まあ、いいけど。」 そして、僕達を散歩を始めた。 夜の道は怖くて、不気味だった。 でも、ビビると君はイジってきそうだから、怖がる素振りは見せないようにした。 歩いていると眠くなったので、公園に戻って寝ることにした。 朝起きると、体中が痛かった。やっぱりベンチで寝るもんじゃなかった。 でも、君は平気そうに 「ねえ、夕焼けに行くよ。」 って言うから、僕らを歩き始めた。 歩いていると、お腹が空いた。 ずっとずっと歩くから、すごく疲れた。 でも、君は全然平気そうだった。 歩いて1時間ほど経つと、さすがに君も疲れたのか、少しスピードが落ちた。 そして、さらに30分経つと、僕らは立ち止まって休憩した。 「疲れた?」 聞かれたから、 「そりゃあ、疲れるさ」 そう正直に答えると、 「私はぜーんぜん疲れてない!」 とマウントを取ってくる。だから、僕は君を捕まえて、くすぐってやった。 それが効いたのか君はすぐに 「ごめんごめん!許して!」 と言って、降参した。 そこから、ずっと歩いては休憩して、歩いては休憩してを繰り返した。 でも、不思議なことに退屈ではなかった。 そして、また休憩していたら、 「ねえ、私、そろそろ死んでいい?」 って聞くから、僕は驚いた。 「死ぬってなんだよ!?」 「最初から、そうしようと思ってたの。君と最後を過ごして、そして死ぬ。そう決めてたの。」 そう言って君はカバンから何かを取り出した。ナイフだった。 そっか、最初から準備してたのか。 そっか、最初から死のうと思ってたのか。 ああ、そうだったのか。 よくわからない感情に包まれて、僕は君に 「頑張ったね。頑張って生きたんだね。」 と心を込めて言った。そしたら君は泣きそうな顔をして 「そうだよ、私頑張ったんだよ。お母さんとお父さんが喧嘩して離婚しても、お姉ちゃんが家出しても、私が家を追い出されても。」 そう言った。 「ありがとう、今まで生きていてくれて。君がいたから、僕は今まで生きれた。」 そして、とうとう君は泣いてしまった。 涙が次から次へと出てきている。 そして、君はナイフを首に突きつけて、首を切った。 空を見上げると、夕焼けが君を迎えに来たかのように、広がっていた。
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最後...。
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悲しい...
こんにちは アイちゃんだよ。 ☆*:..。. START .。.:*☆ 悲しい... ☆*:..。. END .。.:*☆ 短文失礼しました。 ばいばい
最後ゾクッとした。
やっほー♪ まゆだよ! 最後やばい…。 悲しいね。 でも、「僕」の対応の仕方いいね!