もう一度、君と。
私は一ノ宮凛(いちのみやりん)。 私には彼氏がいる。それは、頭も良くて、優しくて、かっこいい川原幸人(かわはらゆきと)。 二度目の告白で成功した。けれど、彼が半分同情で半分罪悪感で付き合ってくれたことくらいわかってる。 だって彼にはーー好きな人がいたから。 なんて、過去形はおかしいかな。今も好きなのかもしれないし。 実際、噂になってたから、嘘かもしれなかったけど、私にはわかる。 彼の瞳に私は映ってない。そして、その瞳は好きな人を見るときだけほんのり輝いている。 ーー勝てるはずもない。 相手は超名門校のこの学校で一位、全国トップクラスの女の子、藍田(あいだ)さん。 私が勝てるはずもない。 それでもーーー私は幸人が好き。 ーーーーー 「ねえ、川原くん。」 振り返るとそこには藍田さんがいた。 「私ね、川原くんが好き。」 「え…。」 「ごめん、困るよね。じゃあ、私は帰るね!」 凛と付き合い始めて一年半。僕は、凛が好きだ。 誰よりも僕を好きでいてくれる。ちょっぴり不器用だけど優しくて、笑顔いっぱいで。 でも、僕は藍田さんを諦めたわけじゃない。 でも、どっちを優先するかなんて、分かってる。 ーーーーー 「ねえ、幸人。」 「なに?」 知らないふりしちゃって。白々しい。私が、幸人が藍田さんに告白されたのを知らないとでも? 「別れよっか。」 「え…。」 何その顔。まるで私がメンヘラ彼女みたいな扱い。私が行かないでっていうとでも思ったのかしら。 「ほら、藍田さんとの恋、成就すると良いね!両思い、よかったじゃん!」 よくわからない日本語をつらつらと並べる。 もう、いいや。好きな人の幸せが一番でしょ。 ーーーーー 信じられなかった。 でも、なぜかそのとき僕は、これでいい、と思ってしまった。 そんなはずないのに。 なんで。自分はあのとき引き留めなかった。なんで、なんで…。 結局僕たちはそれから卒業するまで、一度きりも話さなかった。 でも、彼女への想いを絶ったことは、一度もない。 ーーーーーーーーーーーー 11年後。 私は大手企業に勤めることができている。 そして、今日は友達の結婚式。 「おめでとう!」 「お幸せにー!」 披露宴で、私はある人を見つけた。 「なん…で」 なんで、彼がここに。 鍵をかけた想いが溢れて止まらない。 私、あの人のことがまだ好きなのね。 ーーーーー 僕は会社の社長として働いている。父の後を継いだ。 今日は友達の結婚式なんだけど…。 「凛…?」 あの人が。 これは好機(チャンス)だ。あの日のことーー謝るために。そして、想いを伝えるために。 「凛…?ひ、久しぶり。」 「ひ、久しぶりね…。」 大丈夫。僕は言える。 「あの日はごめん。なんで引き留めなかったんだろうってずっと罪悪感が…。」 大丈夫。もう一度、凛といたい。 ーーーーー 「大丈夫よ。」 なんで、今更?でも、話しかけてもらえてすごく嬉しい。 「それで、どうしたの?なんで謝るの?」 「ぼ、僕は、ずっと、凛が好きだから…。」 え…?だって、同情で、付き合ってたんじゃない。 「ずっと、好き。だから凛、やり直そう。絶対、幸せにするから。」 ああ、心臓がうるさい。 「もちろん!」 私もう、あなた以外じゃ無理かもね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お読みいただきありがとうございました! 最初は、(告白成功したこと以外)私の経験をもとに設定しました! なんか重い話だったかも…?感想教えてねっ♪
みんなの答え
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良い話!
今回の♪相談も♪はい♪喜んで♪#★Miu☆です! !本題! りぃー師匠だ! とっても良い話でした!けど、幸人君は結婚式してたんじゃないんですか?その後があまり分からなかったです。年下がすいません!