現代社会人と魔女
「すっ、みません。」 突如として突風に仰がれて、少女の声がした。 目を開けば、あどけない、10代ごろの少女。 が、紫のローブに大きな魔女帽子、古びた箒には星のキーチェーンがある。 コスプレにしては凝ってるな、と思った。そして、今日はハロウィンだったかな、と思った。だが、今は年の半ば。ハロウィンなんて程遠い季節だ。それなら、不良少女か、と結論を出した。それなら、こんな闇夜に出歩いているのも分かる。 「あの……わたし、不良少女なんかじゃ無いです。わたし、魔女なんです。」 しまった、そうか、厨二病か。それも厄介なやつの。 「ほんとーに魔女ですもん!!」 少女は、態とらしくほおを膨らませて、箒を固く握りしめた。ぽわん。気の抜けた音が響いて、甘い色の煙が広がる。瞬く間に古ぼけた箒は漆黒の杖になり、星型のキーチェーンがちゃら、と音を鳴らす。知らぬ間に技術力が進歩したものだ、なんて考えてると、少女はさらに此方に杖を向けてくる。 「なんでっ、私を魔女だって認めてくれないんですかぁ。」 少々涙目になった少女が、ぶつぶつ呪文を唱え出す。少女の瞳に金粉が瞬き、物ものしい魔法陣が浮かび上がる。 「だから、魔女なんですってばぁ。」 憤っているのか、此方に向ける杖は震えている。 魔法陣を中心にきらきらと金色の光が舞い、日本の技術進歩は誇らしいなあ、なんて考えてしまう。 「だからっ」「みゃぁお。」 ふっ、と光が消えて、闇が支配権を取り戻した。 「つかいま、さん……?」 少女の視線の先には猫が。それも、黒い毛並みに金の目を宿した、中々に魔女の下僕っぽい猫だ。 「ああ、はい、分かりましたよ。今日の所は、帰りますから。」 少女が、最後に此方を指差して、 「わ、た、し、魔女ですからね!!」 それでも尚主張してくるか、懲りないなぁ。 それにしても随分と凝ってるなぁ、なんて思いながら帰路についた。 「お帰りなさい。」 「た、だッ、ゴホッ」 「あらあら、無理して喋らなくても良いのよ。」 今日から、どうも喉の調子が悪く、喋ると咳き込んでしまう。 「今日は随分と大変だったのね。お夜食、準備してあるから。」 こんな時間まで起こさせてしまって申し訳ない。 「良いのよ、あ、上から二段目の棚にのど飴入ってるから、よかったら食べてちょうだいね。」 本当に有難い。そう思いながら、今日あった少女について考える。 本当に、技術は進歩したんだな、と。 「全く、現実逃避もほどほどにして欲しいわね。」 長文ですみません!!読了有難う御座います!! 支離滅裂で滅茶苦茶ですけど、良かったら感想お願いします!!
みんなの答え
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あ~あ、やっちゃった
魔女怒らせるとやばいね。おもろかった!