短編小説みんなの答え:2

美味しいという言葉

 家庭科あの授業になりわたしは目を輝かせる。家庭科の授業はわたしに取って幸せな時間だ。 「そんなの見ていてただお腹が減るだけじゃん」  友達は口々にそういうがつまらない家庭科の先生の話を聞いているよりも巻末にあるたくさんの料理を見てい方がよっぽど楽しい。そう、わたしは家庭科の教科書にある料理のコーナーが大好きだ。あれもいいな~って思ったらやっぱこっちもいいな~なんていつも思っている。見ているだけで幸せだ。  いつもはそれでおわりなのだが今日は違った。わたしはとうとう見ているだけっでは飽き足らず作ってみることにしたのだ。料理は好きだったけどあまり作らないから久しぶりの料理にちょっとワクワクする。作る料理は「ハンバーグ」だ。 「ひき肉に塩と卵と…お母さん?次何入れればいいの?」 「さっきも行ったわよ、玉ねぎも入れないといけないないでしょ?」 「玉ねぎはわかってるの!」  初めてのハンバーグは教科書どうりにはいかずあやふやだった。材料の入れていいのかわからないしお肉が冷たいから手が動かなかった。 「どうする?もう諦める?」  お母さんはすぐにわたしを諦めさせて続きをやりたがっていた。でも今更諦めるわけにはいかない。 「まだやる」  わたしは今、猛烈にハンバーグを完成させて「美味しい」と言ってもらいたかった。本来ならとっくに諦めていただろう。  ハンバーグをフライパンに並べていく。慎重にやっているのにどうしても形が崩れてしまう。でも一応焼き上がったのでさらに盛り付けてあげる。最後の最後まで、丁寧に。  こうして初めてのハンバーグ作りは大惨事だったが、結果的にはちゃんと作り終えることができた。  夕ご飯の時間になり父さんや弟がハンバーグを見た。弟はハンバーグが大好きだ。 「お姉ちゃんが作ったの?」 「うん、どうかな?美味しい?」  わたしも席につき、反応を見た。そして弟はこう言った。 「うん!美味しいよ!」  弟の顔は笑っていたがわたしはその言葉を聞いた時、みぞおちのあたりを殴られたように感じた。  弟はおいしいて言ってくれた。でもわたしはお母さんの料理に対しておいしいと言ったことは自分が美味しいと感じたにもかかわらず言っていなかった。なおかつ、わたしはおいしい?と聞いてしまった。お母さんは美味しい?って一度も行ったことがないのに…  「美味しい」という言葉は聞くのは簡単だがいうのは案外難しいのかもしれない。たった四文字の言葉なのにそれには深い意味があるのかもしれない。本当の美味しいという言葉はどう意味なんだろう。単純に「うまい」という意味だけなのかな。  わたしはそれから「美味しい」という言葉をたくさん使っている

みんなの答え

辛口の答え

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確かに…!

こんにちは、ほのかです! お母さんが怒っていても、挫折しない「わたし」はとても素敵だと思いました。 確かに、「美味しい」は人に聞いたり、お願いするものではないなぁ、と思いました。それなのに、毎日頑張ってご飯を作ってくれるお母さんには感謝しないとなぁと思いました。


(・∀・)イイネ!!

良いと思います!お母さんの大切さに気づけました!


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