短編小説みんなの答え:1

もう一度、何度でも、貴女に

「き…綺麗ですね!貴女は!」 ガチガチに緊張してやっと出た一言目 桜の下で貴方は笑っていました 中学の入学式の日 僕は海原(うみはら)という少し背が高いだけの人 山内(やまない)さんは美人で、初恋の人 今日、桜の吹雪の中歩く山内さんを見て一目惚れ その勢いで話しかけようとして1行目に至る 山内さんは不器用な僕を受け入れてくれた 指先からつま先まで大人びた雰囲気で同級生か疑いたくなる 3年間はあっと過ぎた 僕の人生は山内さんと出会ってから日に日に色味を増してきた 高校でも山内さんともっと思い出を作りたい、あの笑顔を隣で見ていたい さて、今日は何をしよう! ―ドンッ キキィーッ 「信号無視ですって」 「可哀想にね、山内さんも彼氏さんも」 なんでかな、なんで幸せって物はこんなにもあっけないんだろう ―救えなかった、最後さえ看取れなかった 将来、山内さんと家庭を築きたいとさえ思ってた、けど…僕は…なんで? 自分の部屋で枕に八つ当たりしながら泣いた 何時間も泣いた 両親もそれを察して部屋には来ようとしなかった 山内さんの両親は僕を責めなかった その優しさが、僕の首を優しく絞め上げた 泣きつかれていつの間にか寝ていたらしい 僕はその日、不思議な夢を見た 雲の上で知らない人と向かい合っていた 顔は隠れていて見えなかった 僕はなぜか、その人が神だとわかった 『彼女を救いたいという純粋な心に胸打たれ、ここに参りました。』 「彼女を救う方法はありますか?」 考えるより先に声が出ていた。まるでシナリオの様に それを聞いた神様は微笑んで言った 『世界の時をあの入学式の日に巻き戻しますから、彼女の定めを…貴方のその純粋な心を持って変えてご覧なさい。』 そこで目が覚めた 「こら海原!入学式早々に遅刻する気?」 「…!」 時計は3年前の入学式の日を指していた これが本当なら山内さんは!…きっと! 桜の吹雪の下で歩く貴女を見つけた 今度こそ、絶対に、貴女を…! あの日と変わらず綺麗な貴女に、あの世と変わらず不器用に話しかける 「き…綺麗ですね!貴女は!」

みんなの答え

辛口の答え

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面白い!

話がループしてるように感じる!!2回目のやり直しも結局1回目と同じ感じの展開になりそう…


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