短編小説みんなの答え:3

夏の病室 (ループ)

目が覚めた 8月を迎えた。今日も同じ景色を見る。真っ白な天井。医療機器の音。 僕は翔一。生まれた時から難病と闘っていたんだ。動くと病気が悪化するから、動物園も、遊園地も、博物館も行けない。蝉の鳴き声がする窓を睨みつけた。そこへ幼なじみの真里ちゃんが来た。「翔一、元気?」僕は「入院してて元気だと思うか?」と皮肉にいった。「ごめんね。最近忙しくなって全然来られなくて、翔一にお土産があるの」「お土産?」「この前の移動教室で日光に行ったから、いちごのキャラメル」嬉しそうに言っていたが、糖分が高いものは食べられない「気持ちだけいただくよ」と伝えた。真里ちゃんは少し残念そうな顔になったが持って帰ることにしたらしい、袋に戻した。2人とも無言になった。 僕はその無言の時間は時が止まっているようだった。重苦しい雰囲気が流れる前になんか話さなきゃと思い「宿題とかやることあるだろ、僕のことを気にせずやれよ」と言った。本当はもっと喋りたかった。もっと学校のことが聞きたかった。だけど思いついたのはこれしかなかった。真里ちゃんはもう少し話したそうにしていたが、行った通り「また来るね」と言い残して帰ってしまった。 寂しな、もっと話したかったなと思っているたすると「ぐっ」体全体に激痛が走る。これはやばいと思い、ドクターコールを押そうとした。最後の力を振り絞って。でも届かない そこで記憶が途切れてしまった

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