中学3年恋物語
私の名前は桃春 美桜緑(モモハル ミオリ)。ごく普通の中学3年生。 「美桜緑ぃー。もう最後の年だしさー、恋人とか作んなきゃじゃない?。」 「なにそれ。私はいらないよ。」 「強がっちゃって。ほんとは、陸上部の冬凪 水海埼(フユナギ ミカサ)くんのこと好きなんでしょ。」 ギクッ。私は、水海埼くんが大好き。でも...。それが本当だなんて親友でも言えないよ。(バレてるけど) 「今日部活でしょ?。水海埼くんに会いに行きなよー。」 「だーかーらー!水海埼くんのことは好きでもなんでもないの!。」 「そう...だったんだ...。」 「もう下校時刻だぞー!」 「ヤバ!。ごめん美桜緑。今日部活大変だから急ぐわ。じゃね。」 「う、うん...」 ああ、もう!。なんてことを...。トボトボと校庭を歩いていると、ふと私の目に走る水海埼くんの姿が飛び込んできた。カッコいい...。 「水海埼くん。記録がどんどん縮まっていますね。その調子ですよ。さあ、明日は大会です。しっかり練習しましょうね。」 「ハイ!。」 休憩時間の時、思い切って水海埼くんに声をかけてみた。 「水海埼くん。あのさ...。」 「何?」 「...明日の大会...頑張ってね!。」 「うん。」 〈☆翌日☆〉 翌日私は、水海埼くんの大会を、ひっそり見学しに行った。 「次は、〇〇中の冬凪 水海埼さん、そして...」 つぎは水海埼くんだ!。応援しなきゃ! 「それでは、位置について、よーい、ドン!」 「がっ、がんばれーっ!」 思いが通じたのか、水海埼くんは見事2位を勝ち取った。 「2位、おめでとう!」 「...ありがと。」 「あのさ、私、言いたいことがあって。」 「何?」 昨日と同じ対応。 「私、水海埼くんのことが好きっ!。付き合ってください!。」 「...昨日、好きでもなんでもないって聞こえたから、てっきり俺のこと嫌いなんだと思ってたよ。」 聞こえてたとは。 「でも、俺も美桜緑のことが好きだ。いつも優しくて、明るい。新聞部でいつも笑顔でインタビューしてるの、見てたぞ。」 「ふふっ。改めて、2位、おめでとう!」 「ありがとう。」 〈☆数日後☆〉 「美桜緑、今、水海埼くんと付き合ってるんだ?。やっぱ好きだったんじゃん。」 「美桜緑!」 「水海埼くん!」 「今日、一緒に帰ろうぜ。」 「うん!」 ―END―