君と両思い…。
君と両思い…。 だと思っていた。 こんなことがあるまで。 私、「まりな」は中学校に入学したての1年生。 いつの間にか「りょう」に一目惚れしていった…。 スポーツ万能で、成績もトップクラス。 やはり女子からも人気であり、男子からも人気があった。 ある日、親友のめいから、こんな話を聞いた。 「ねぇねぇ、りょうってまりなのこと好きなんだって!」 なぜかめいは少し悲しそうで、つくり笑顔に見えた。 「ほ、ほんと?」 心臓が飛び上がった。 こんなに夢だと思うことがあるだろうか。 ホワイトデー。 りょうが、交通事故にあった。 私はすぐに現実が受け入れられなかった。 涙が止まらない。 手に持っていたものは… 手紙…? もしかしてこれって… 期待した私は、捜査官から許可をもらい、家へ持ち帰ってしまった。 「えっと、宛名は…。」 めいへ 好きだ! 付き合ってください へ…? 手紙に、またひとつ、ふたつ、涙がこぼれる。 あれは、ただ好きな人をごまかすために私って言ったんだ。 ああ、うまくいくわけないよな。 見た私がバカだった。 めいはもっと悲しいよね。 めいのこと考えてあげられなかった。 あのときの悲しそうな顔も。 楽しかったりょうとの毎日も。 「ごめん、めい…。」 めいのこんなに深い傷、私、治すことなんてできないよ…。 私なんて…。 「消えちゃえばいいんだ。」 今日までみんな、ありがとう。