変わってほしく無かった。
「にゃあん…ごろごろ…」 「可愛いね。にゃたは…」 私は家でにゃたという猫を飼っている。 にゃたは家に来た時から変わらず、誰にでも心を許す。 「にゃあん…にゃあ!」 「どうしたの?ご飯欲しい?それとも遊びたい?」 本当に可愛い! 次の日 「じゃあにゃた行って来るね。学校から帰ってきたらまた遊んであげる。」 ピンポーン 「あっ…湊くん来た…!じゃあにゃたお留守番しててね。」 「にゃあんにゃっ!」 「おーい!行こー。るな!」 「はぁい!」 湊くんは家が隣で、いつも一緒に行っている。 正直言って私は湊くんのことが好き。 「もぉ!待ったんだから…るなは本当に猫好きだね。」 「猫が好きなんじゃなくて……!にゃたが好きなの!」 「にゃただって猫だぞ?」 「にゃたは他の猫と違って誰にでも心を許すちょーぜつ可愛い性格なの!変わらずね!」 「そうだよな。俺が小学生の時から飼ってるけど、初めから甘えん坊だったよな。」 「そうなの!だから……。湊もにゃたみたいに変わらずいてね。」 「っ…!そ…そうだな!お、俺は変わらないよっw」 そんなこと言っていたから安心していた。 でも、信じていた私が馬鹿だったんだ。 数年後 「大学ここか…」 「そんでさぁ…小学校からの友達がさ…高校の頃…」 「湊くん…!?」 「あっ?よっ。るな。」 「本当に湊くんなの?」 「そうだけど…。って言うか、るなって本当に小学生の頃から変わんねーよなw」 湊くんは落ち着きがあって真面目な人だった。 なのに…なの…に。 「大っ嫌い…」 「えっ?ど…どうした?大っ嫌いって…」 「ほんっとうに大っ嫌い!」 「は…?ちょっ…るな?」 「変わんないでって言ったじゃん。なんで…なんで…俺は変わらないよって言ったじゃん。」 「それは…変わってない…y…」 「変わってるじゃん!そんなに派手な格好してなかったし、友達は私とにゃたしかいなかったじゃん!」 「ご…ごめ…」 ペシっっっっ 「っ…!なんで…」 「もういまさらいいよ。好きだった私って…なんだったのよ。」 「好き!?おっ…俺が?」 「そうだよ…でも今は大っ嫌いなんだから。」 「ちょっ…まっ…!?」 「じゃあね…。湊。」