「それがきっと、あなたらしい生き方。」
え?夢があるかって? そんなものないよ。叶えられなくて落ち込みたくないもん。 ふふっ。そうだよ。所詮僕は生きがいのない人間だ。 だから今こうやって。 死のうとしてるんでしょ? ヒュンッ あーあ。ほんとに飛んじゃった。 これでーーー 「くっ!・・・っほんとに!夢!ないのかよ!」 男の子が僕の手を掴んでる。 そうだよ。だからこうやって死のうとしてるんでしょ! 「お前が死ぬんなら俺も死ぬかんな!」 ・・・っ! 「お前はそうやって自分に言い聞かせてるだけ!夢見るのが怖くて、逃げてるだけ!」 仕方ないじゃん!何度も何度も、何度も何度も何度も何度も何度も!夢見ても!結局叶えられなくて死ぬだけ!叶えられなくて、死の間際に、足掻きたくない・・・・! 「だからみんな努力すんだよ!死ぬまで、人生が終わるまで、あの世に行くまでは、夢を叶えたい!そう努力すんのが、人間の生き方なんだー・・よっっ!!」 男の子は僕を引き上げた。 「お前、この傷、なに?」 ・・・・っ!なに、これ・・・ 僕の腕には、痛々しいほどの傷があった。 「俺が触った人にはな、心の傷が体に現れるんだ」 ってことは、これ・・・・ 「そう、お前の心の傷だよお前は今まで平気なふりして、心にダメージを与えてたんだ」 心に・・・・ 「バカだよな。人間って。なんでこんなダメージを自分に与えてんのに、表に出さないんだ」 「お前も、夢見たくないだけで、夢があるんだったら、それはお前にしか存在しない夢なんだ。からえられないなんて“夢”がかわいそうだろ。叶えてやってくれ。というか、かなえろ。そうじゃないと今みたいに助けられねぇ。わかったか。」 ・・・わかった。 「うん。」 男の子は僕の手に男の子の髪とおんなじ色をした宝石をくれた。 そして、“夢”は優しい笑みを浮かべた。 「・・・・ーー!」 ベットの、上・・・ 「夢、だったのかな・・・」 でも、僕の手には、しっかりとあの色をした宝石が握られていた。 みなさんも、夢はありますか。 ほんの小さなものでもいいです。思い浮かべてください。 それに向かって歩いていきましょう。 それがきっと、「あなたらしい生き方。」