大嫌いなあいつ
あたし、菱田咲(ひしだ さき)。中学2年生!突然だけど、あたしはあいつが大嫌い。いつもいじめてくる。こないだ、あたしが派手に転んだところを笑われた。汚い字だとからかってきた。何もしてないのにうるさいと言ってきた。正直に言えばあいつは最低だと思う。大っっ嫌い! …最悪。あいつが目の前にいる。あたしはすぐさま逃げようとした。そしたらあいつがいきなり手を掴んできた。 俺、前田朝日。あいつが好きだけど、いじめてしまう。いつも子供っぽいと思うけど、やめられない。もう嫌われてると内心わかってた。 「菱田さんって〇〇とお似合いだよな」 友達が言った。 それを聞いた瞬間、俺は走っていた。あいつのもとへ。走って、走って、やっとあいつのもとへ行ったのにあいつはいかにも嫌な顔をしている。 「好きです。」 えっ、 どきっとあたしの胸がなった。 結局あたしはあの後走って逃げた。あの告白を聞いてからあたしの胸は激しく鳴っている。でもあいつがしてきたいじめは嫌だった。初めは仕掛けかもって思ってた。でもあいつの顔は真剣だった。 あいつから体育館に来てと言われた。俺はあいつの意見を聞けることに嬉しかった。でも気まずい。 「好きです。」 あたしは今あたしが言ったことに信じられなかった。 ある学校の教室 「菱田さんと朝日付き合うだって」 「ええ、信じられない。前田君、咲ちゃんのこといじめてたじゃん。」 「だよな~」