大好きなあなたへの最後の贈り物
”これはある少年の儚い恋の物語である” ※暴言・ホラー表現注意 太陽が眩しく暑い日のこと。今日は7月12日。気温は30度真夏と言ってもいいだろう。 そんな暑い日でも小学生達は学校に行く。ほとんどの人は半袖半ズボン。・少し短めのスカートを履いている、が 一人だけシンプルな厚めのパーカを着ていた。髪の色は暗い赤色で前髪が目全体を覆っており顔がよく見えない。身長は140くらいの小柄な 男の子。彼はクラスでもあまり目立たない。 「ねぇ!クラスで一番カッコいいの誰だと思う?」 派手な服装をした女の子が大きな声で言った。彼女はツインテールで大きなリボンを頭につけていた。 「えー。いっぱい、いるんだよねぇ。」「私は五組の曽山くん!」「北路真さんは?」 グループの一人が言った。 最初に言い出した女子。北路真鈴音が答えた。 「私は3組の 雫瞬来に決まってるでしょ?」 「あぁー!3組の」「かっこいいよね!瞬来くん」「私、この前話したことある!」 女子たちは興奮しはじめ騒がしくなった。少し近くで見ていた少年はさり気なく聞いていた。 きゃーきゃーと騒いでいる女子たち。 突然 「ふざけんなっ!」と怒鳴り声が廊下に響いた。騒いでいた女子たち、周りにいた人も驚いていた 怒鳴ったのは北路真だった。北路真は声を荒げて叫んだ。 「あんた達さぁ!私の男を奪うきなの?!絶交!今すぐに絶交!」 「いや!違うよ!私達は,,,,,!」 「うるさい!言い訳は聞きたくない!じゃあね!あんた達とは今日で絶交!」 そう吐き捨てると北路真は女子たちに背中を向けて歩き始めた。 北路真にいきなり怒られた女子たちは唖然としていた。数秒の沈黙が過ぎ女子の一人が泣き出した。 「こんぐらいで泣いてんの?だっさw」 北路真はケラケラと笑い教室に戻っていった。 (どうしよう,,,,,。)ゆずきが泣いている女子を慰めようと思っていた。でも、自分に言える自信はない。 どうしたら良いか分からずおどおどしていたら後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。 「あぇ,,,,瞬、来くん?」 「ん、ゆずき。,,,あのさ、あの子に何があったの?」 瞬来は、泣いている女子を指さして言った。ゆずきは言いたいが、北路真に何か言われるのが怖くて黙ってしまった。 あぁ。自分はなんて勇気がない人なのだろうか。自分の情けなさに落ち込んでいたら、瞬来が優しい口調で言った。 「ゆっくりで良いから、話してくれないかな?」 「,,,,,分かった。」 ゆずきは安心したのか、今まであったことを全て瞬来に話した。 時は過ぎ時間はもう4時すぎ。生徒達はランドセルを背負い校門をくぐる。 ゆずきは一人教室に残っていた。今日は委員会。瞬来と帰る予定だったが委員会が入っているためゆずきは待っていた。今日のゆずきは 少しうれしそうだった。頬も赤い。 ゆずきは瞬来の事が好きなのだ。昔、体育でボールが頭に直撃した時瞬来が一緒に保健室まで来てくれたのだ。その時の優しさがうれしく 好きという感情が生まれたのだ。そろそろ、委員会が終わる時間なので迎えに行こうと席をたったその時。 ガラッ 教室のドアが開く音が聞こえた。びっくりして振り向くと。 北路真が睨んでいた。 「あんた、、、あんたなのね!あの時瞬来に言ったのは!」 北路真大声で怒鳴りゆずきに詰め寄った。激しい憎悪が溢れてる。これはまずいと直感で分かったゆずきはゆっくりと後ずさりをした。 「知ってるから!今日ずっと話してたの!今日一緒に帰ること!ずるい!私まだ一緒に帰ったこと無いのに!」 北路真は声を荒げて泣き始めた。赤ん坊のように泣いている。 なんだか申し訳なくなってきたゆずきは謝ろうと思い口を開こうと思ったが 「絶対に許さない!落ちろ!」 そう言い、北路真はゆずきを強く手で押した。 「っあ!」 北路真は短く声を上げて青ざめた。 ゆずきがいない。 どこにも。 青い空にかかっている虹が逆さまに見える。 なんだか変な気分だなぁ ゆずきは雫をこぼし。小さな声でぼそっと。 「好きだった。ありがとう」 ドンっと鈍い音がしたと同時に僕の意識は途切れた 久野ゆずき(くのゆずき) 瞬来がすきな男の子 雫瞬来(しずくしゅんら) ゆずきの友達 北路真鈴音(きたじますずね) 瞬来がすきな女の子 ゆずきを◯した。