ずっと2人で
こんゴリ~! 【ずっと2人で】 僕は山崎 紅(やまざき べに)。うつ病で不登校の中学3年生。 ピアスは沢山開けちゃったし髪も染めちゃったし、僕はもう学校には行かないし行けない。 こんな僕でも好きな人はいるんだ。 うーん、忘れたけど生徒会長…だったかな。 ポニーテールが印象的だったな。確か花坂 由衣(はなさか ゆい)。 何故かたまに家に来るんだよね。 親がいないって知ったからかなぁ。 親は事故で死んだんだ。もうどうでもいいけどね。あんな奴ら。 あーまた花坂が来た、なんで来てくれるんだろうー 「お邪魔しますよ~」 私、花坂 由衣。 しっかりしてるってよく言われるけど、そんなことは無い。 実はうつっぽいの。 ここは山崎 紅の家。彼はうつでなんか気になってしまう。 だから週2くらいで家にお邪魔してるの。 『あーごめん汚くて』 「ううん。全然」 あれ、なんだろうこの太いロープ… 私はそのロープを手に取った。 「ねぇ、このロー…」 ドンッ 「え」 私は彼に押し倒されていた。 『触るな』 彼は死んだ目をしていた。 こんなに怒るんだ… 話を聞くと、自殺しようとしていたみたい。 彼はその時の自分が気持ち悪くて思い出したくなかったみたい。 「ごめ…」 ぽろっ あれ、なんでだろう…涙が… 『ごめん。怖がらせたよな、今日はもう帰れよ…』 違うの…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…… なんだったんだ…今日の花坂はおかしかった。 溜まってんのかねぇ… ロープ、出てきちゃったな こんなロープ見たら…そろそろかなとか…さ… ギュッ 『よし…』 …よし?怖くないのか? まぁもう終わろうー ガチャッ 「ごめんスマホ忘れっ」 あー…最悪だ また死ねないのかなぁ いや、絶対死んでやる 「何してるの」 『んー死のうとしてたぁ』 『そだ、死ぬ前だから言うけどさ、好きだよ』 「え…?」 『じゃ、もう』 「まって好きって何?恋愛的な?」 『んーそうだね』 「じゃあ、私も一緒に逝こうかなっ」 『は?っんでだよ」 「好きだから。」 「ロープ他にある?」 『あ、あるけど…』 「おっけー隣失礼するね」 ギュッ 『あ、あぁ…』 「じゃあ、私たちは…」 ーずっと2人でー これからも、ずっと。 ーーーFinーーー