幼馴染からの束縛
「おはよう、みおちゃん」 幼馴染で、同居しているけれど違うベッドで寝てるはずなのに。なんでいつもいるの? 「おはよう、翔くん」 ふわふわと私の髪をなでながらにこりと笑う彼。ふふっ。 学校につく。違うクラスだから翔くんとはここでお別れ。 「わかってる?俺との約束」 「翔くんが許した男の子とだけ話すこと。女の子の場合でも同じ。 なるべく翔くんの前で話すこと。絶対に翔くん以外と連絡先を交換しないこと。」 「みお!!」 あ、湊くん。いっきに翔くんの顔が曇る。 「おはよう。湊くん」 「みおをよろしくね、じゃあまた」 翔くん怒っちゃった。私と湊くんは話すことを禁止されているのに話しちゃったから。私、ばか……。 翔くんside ちゅー!ちゅー!たまにぎゅー!めっちゃちゅー!!みおの布団の中でみおにする。 朝はみおを独り占めできる。みおは気づいてない。 たくさんして、声をかけると綺麗な澄んだ目でくしゃりと笑う君。かわいい。俺のもの。 俺の束縛はみおのため。 あんなに可愛いから男に取られちゃいそう。俺のものなのにね。 さっきも湊?と話してたからつい舌打ち。誰あれ。いいよって言った覚えない。しかも呼び捨て。 許してるのは男友達1人と女友達2人。みおのためリストにはあんな奴の名前入ってない。 「誰だよ。俺はみおを想ってるのになんで言う事聞かないの?そんだけ俺を困らせたい? ねえ、みお。ねえ?ねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえなんで?」 俺が作ったみおの写真集に向かって喋る。俺のものなのに他のやつと話すとかしんどすぎる。 あーームカつく。俺の言うことだけ聞いとけばなんも問題ないのに。 みおside ふふっ。かわいいなぁ。 きっと翔くんは知らない。 私が今、翔くんの制服に盗聴器を付けてそれを聞いていることを。