病みアピは君へのアピール
「ねえ、知ってる?8月31日って、自殺する人が多いらしいよ。」 突然ロを開いたと思えば、そんなことを言い出す君。 「へぇ。それが?」と聞いたところで、 「なんとなく、笑」のー点張り。 君がそんなことを言うようになってから、どれくらいだろう。 最初こそ驚いたが、今は正直どうでもいい。 「どうせあいつは死ねないんだ」って自分に言い聞かせている。 いや、心配はしているのかもしれない。 だって、好きな人が急にそんなこと言い出したら、ね。 私がいくらΓアピール」したって、君は反応してくれない。 まあ、そんなの前から変わらないけど。 好きな人が振り向いてくれないって悲しいじゃん? まあ、いいの。自分なんて、どうでもね。 だから、ここから飛び降ります! この世界から、消えてみます、笑! 君が目の前から消えて、1日。 病室で眠る君の顔は、儚かった。 どうせ君と話せないこの世界に。 どうせ君を幸せにできないこの世界に。 別れを告げた。 目が覚めると、真っ白な天井。 鼻がツンとする、消毒液のにおい。 単調な機械の音。 そして、テレビから流れ出す訃報。 私が眠っている間、君は死んだらしい。 私の後を追って飛び降りたらしい。 遺書には「君とは、もう幸せになれないから」とあった。 君らしい理由で少し笑っちゃった。 でも、なんでもいいや。 君の最期が私なら。私の最期が君なら。 屋上の景色は、あの時と同じ。 でも、前よりも涙でぼやけて見えるな、笑。 君が見た景色も、こんなのだったのかな、笑。 じゃあ、もうー回。 ここから飛び降ります! この世界から、消えてみます! あの世でも君にアピールして、きっと君と幸せになってみせます! [作者より] こんにちは! 今回は読んで下さり、ありがとうございました! 今回は、男子女子、それぞれの目線でしたので、 少しわかりずらかったかもです…。 アドバイスや感想、待っております!