短編小説みんなの答え:1

親友の自殺を止められなかった私だから

私、美玖と、幼なじみの真由は、小さいころから唯一無二の親友。 私は最近、そんな真由がいじめを受けている事を知っていた。靴隠し、落書き、暴力…。 私は 見過ごせず、真由をかばい続けた。 そしたら、いじめっ子達は私もターゲットに巻き込んだ。 真由は、つらい日々と、自分をかばった親友が被害にあう人生に意味を感じなくなっていた。 昼休みが終わった時、真由は校舎を飛び出した。当然私も追いかけた。走りながら、考えた。 きっと、真由は自殺する気だ。何にも意味を感じなくなっているのだから。自分の生きる意味にも、人生にも。 走るうちにたどり着いたのは、別校舎にあった屋上。 真由はそこに立ち、追いついた私に向かって、気力を振り絞り笑みを浮かべた。 「真由…。」泣きそうになる私の口から出た言葉はそれだけだった。 すると真由は、こう言った。 「そんな顔しないで、美玖。私、いつも美玖に助けられたんだよ。いじめられた時も、必死にかばってくれた。本当に感謝してるねだよ。」 「真由…。」 「じゃあね。 今になって止めようとした私の前に、もう真由の姿はなかった。 1ヶ月後、私は真由の遺影に手を合わせていた。あれ以来、私は真由の望みを通したまでだと思っていた。そう考えているうちに、涙が出てきた。そして、遺影に語る。 「ううっ…。私、本当は真由ともっと一緒にいたかった。笑い合いたかった。死ぬ事が、真由にとっての幸せだった…?これで、本当に良かったの…?」泣きながら私は、大切な親友の遺影に語り続けた。 

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