短編小説みんなの答え:3

七夕のお願い

私は、新藤 悠来。中学1年生。 今日は、七夕だ。お願いしたい事って沢山あるけど、その中でも一つ選んだ。 私が、小学5年生の頃に好きな人が出来た。 その人の名前は、工藤 大雅。勉強も運動も人並み以上に出来る。 私が惚れた一番の理由は、オーラ…かな。こんな事言ったら何だけど、周りに人がいるだけでオーラが輝いて見える 私は、大雅くんの周りにたくさん人がいて、笑顔がカッコよかったから、惚れたんだなって今でも思うんだ。 私が初めて大雅くんと話したのは、多分グループ学習で偶然同じグループだった頃から。 大雅『はじめまして。俺、工藤 大雅って言います。よろしくね。えーっと、君は…?』 悠来『あ…私は、新藤 悠来って言います。よろしくねっ。』 できる限り明るく振る舞おうとした。私は陰キャだから。 陰キャは陽キャに対して明るく振る舞わなくっちゃならない。そう親に叩き込まれたから。 大雅くんは、陰キャにも気配りができる。陽キャなのに。 気配りしてもらうこっちが申し訳ないよ。 誰かが仕込んでくれたのかわからないけど、グループは5回連続で一緒になっていた。 気づいたら、まさかの家も近くて、もう嬉しいの頂点にいたんだ。 そんな日常が続いて、私と大雅くんは気づいたら仲良くなっていたんだ。 お出かけも一緒によく言ったし、テスト勉強も一緒に沢山したね。 大雅くんの方が頭が良いから、色々なことを教わった。 そんなある日、大雅くんに放課後に呼び出されて行ったら、『好きです。』だって。 嬉しくって、家で沢山嬉し泣きしちゃった。友達にも沢山自慢したよ。 それからは毎日のようにデートしたよね。本当に楽しかった。 今でも大雅くんが買ってくれたおそろいのペンダント、持っているよ。 何回目だったかなぁ。確か、10回は行ったよねぇ。 川のきれいな公園でデートした時、道路を渡ったら、貴方は偶然居眠り運転をしていた車に大きく轢かれちゃったよね。 びっくりして声も出なかった。悲しくて、この前まで嬉し泣きしてたはずなのに、悲しい方の涙を流していたよ。 そのまま、貴方は命を絶ってしまって、しばらく現実を受け入れられなかったよ。 だから、これっくらい悲しかった出来事をまたカムバックするために七夕にはこんなお願いをしたの。 『また、貴方と一緒に出会えますように                   新藤 悠来』

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