禁断の恋とヒトリゴト
英語の先生で、担任でもある先生に、恋をした。まだ学校に来て二年目で。でも、その先生は、出会ったときにはもう、左手の薬指に指輪をしていて。叶わない恋だと分っていた。分っていながらも、この気持ちを抑えきれなかった。ただひたすらに辛かった。休み時間ごとに先生に話しかけに行っても、左手の薬指に嵌っているそればかりに目が行って。英語の分割授業、先生の担当になれるといいな、とか考えて。先生の近くにいられると思って、珍しくHR委員に立候補したり。それで、HRの担当が先生の日は、ちょっと楽しみに学校に来たり。でも、授業で「under」と「on」の違いを説明するときに叩いた黒板からは、叩いた音に混じって、金属の音が現実を突きつけてきて。私のスマホの検索履歴には、「先生に恋をした」「先生に恋 中学生」といった文言ばかり。先生に意識されるために、喋ることも覚えることも苦手なのに、校内で行われた英語弁論大会にも出場した。周りからは「珍しいね、頑張って」と言われた。でも結局入賞にすら届かなくて。いっつも空回りしてばっかり。先生、大好きです。でも、この想い、届きませんよね。悔しくて何度も涙を飲み込んだ。本当に好きなんです。この想い、どうしたら良いですか?私、先生の一番になりたいです。あぁ、でも、無理かぁ。いつも私の上に誰かがいた。いつも出遅れた。いつも下だった。結局、私ってそういう人種なんだ。そんな風に自己嫌悪に陥っていた私を救ってくれたのも先生。「そんなことない、努力が中々結果に現れないだけだよ。人一倍努力してるのは知ってる。見えないところですごく気を遣ってるのも知ってる。貴方なしじゃ、この学年は成り立たない。だからそんな風に自分を卑下しないで。」もう、そんなこと、言われたら、この気持ち、抑えられません…。お願いです先生、もう私に優しくしないでください。でも私のこと、嫌いにならないでください、、