初恋
子供の頃。 君とは、いっちばんの仲良しだった…。 ー詩翠パートー 「あ~。今日テスト…。やだなぁ………」 『も~!詩翠ちゃんはすーぐ諦めるんだから。あきらめたら終わりって言ってるのに…』 「そーだけど…」 『言い訳はいらないっ!」 わたしは、玻璃夢 詩翠*harimu sisui*。 このずっと喋ってる子は、学星 魔衣*gakuhosi mai*。 わたしの友達。でも最近は、受験日が近づいてきてるからピリピリしてるの。 魔衣ちゃんと喋っていて、思い出すのはツンデレな瑠璃夢 詩音*rurimu sion*君。 幼馴染で生まれた日がいっしょ。そして生まれた病院もいっしょ。生まれた時刻もほとんど同じ。 でも、双子じゃあない。そんな実質、双子みたいな私たちはいつも一緒だった。 でも、詩音くんが引っ越してから変わったんだ。もう詩音君はいない。 大阪からじゃぁ遠い遠い北海道まで引っ越しちゃったんだから。 寂しいなぁ。私はいつもそう思うよ。手紙だって、もう何日も詩音くんから帰ってこなくなった。 寂しいよぉ… ー詩音パートー 「あぁ、算数か…。苦手だ。」 『お前まだ初恋引きずってんのか! 初恋をずっと引きずってるって事は街湖詩 未栗*matikosi mikuru*さん気にならねぇのか?』 「あぁ。」 『マジか!学年で一番人気な男子と女子ってベストカップルじゃねーの?』 「なんだその考え!マジウケる!」 『えぇ…。お前の街湖詩 未栗さん気にならない方がどうかしてるぜ。』 俺は、瑠璃夢 詩音。こいつは、蔓山 玲央*zuruyama reo*。とにかくうるさい。 あぁ、こんな奴と話しているとなぜか思い出す。俺の初恋の人。 名前は、玻璃夢 詩翠。ちょっとおてんばで可愛かった初恋の人。 あー、手紙送れてないなぁ。そろそろ送ってやりたいなぁ。 次はいつ会えるかなぁ?死ぬまで会えないかもな。 あーでもじじぃが引っ越すって言ってたな。また戻るって。会えるかな?詩翠と。 ー詩翠パートー 『今日は転校生が来ます!』 「はじめまして。瑠璃夢 詩音です。よろしくお願いします!」 詩音君!?一体なぜ? まあ会いたいって思ってたからいいけど。 〈休み時間〉 「詩音君、久しぶり!」 『えぇ!詩翠のこと知ってんの!』 「いやっ………。しらねぇ。」 えっ………。詩音君…? わたし、嫌われてる………? ー詩音パートー ああは言ったけどどうしようかなあ。 俺は詩翠のこと知ってんのになぁ。詩翠、落ち込んでるかもなあ…。どうしよ。 あっ! 放課後、呼び出して話そ! いいじゃん俺! ー詩翠パートー うーん。なんかあってああ言ったのかなあ。 それなら、話せばいいじゃん! 放課後、空いてるし屋上で! よしっ!言おう! [バッタリ] 「えぇっと」 「あのさ、」 「「放課後、屋上で話そ!」」 「「wwwwwww」」 お腹いたぁーw! 「「じゃあまあ放課後に!」」 意外とこれはいけるかも! 〈放課後〉 「あのさ」 「ごめんな。俺、詩翠と仲いいって言い切っていいのかわかんなくてさぁ。」 「なんでぇ?私はいつまでも詩音と友達でいたいって思ってるよ!」 「そうなんだけどなぁ。俺、手紙かけてなかったからさ。好きな人落ち込ませたのにさぁ、言っていいのかなぁって。」 「いいよ!」 「わたし、詩音のこと好きだから!」 「あぁ先言われた!俺も言いたかった。」 「駄々っ子は変わんないね。詩音って。」 「////////」 「////////」 「なぁ、恋人になってください。」 「こんなわたしでよければぜひ!」 「「あはは!」」