予想外
みんな助けてくれないんだね。 期待外れだった。 そう思ってまた転校する。 ー2XXX年… 最近は技術も進み、遠い場所からでも仕事ができるようになり、親の都合で転校する人が減っていった。 私はそんな中、何回も転校している。 「いじめ」だ。 何回も経験してるから慣れているけど、やっぱり過ごしにくいから転校する。 いつもは都内を転々としていたが、今回は島の方の学校へ転校する。友達を作るつもりはなかった。 だって、どうせいじめられるからー… ー転校当日 先生「今日は転校生が来るぞー!」 みんな「まじ?やったー!きゃー!」 「…えっと、〇〇中学校から来た芽莉菜です。よろしくお願いします。」 休み時間。私の机にはクラスほぼ全員来た。クラス全員と言ってもクラスの人数は7人。ここに来たのは6人。 まずは、芽莉菜という名前をキラキラネームとか言って馬鹿にされるのが鉄板だが… 「芽莉菜ってかわいー!私なんか由衣だよー笑」 え…。 どうやら島は転校生が少ないらしく、都内から来たなんてもうすごいそうだ。 あと1人、とても顔立ちが整っている男の子だ。 「あの子は…」 「あいつは翔!女の子に可愛いなんか言わないし、めっちゃ塩対応だよ!まあ、イケメンだからモテるんだけど笑」 私は話しかけた。どんな感じの人か知っておかないと…。関わり方を考えなきゃ。 「えっと、翔だっけ?よろしくね」 「あー、芽莉菜…」 「うん…?」 「あんま溜め込むなよー。あと、ここはいじめがないからな。コソッ」 え!分かったの?あ、手の…傷。 カッターで切り付けられたもの。痛かったなぁ。 転校と傷なんか、大体わかるか。 「あー、後。」 「可愛いと思う」 え、 ー予想外 ドキドキした。ただそれだけで恋と決めつけるのは難しい。 でも、恋だね。多分。今までと違う。 本当に予想外。 明日は私からあいさつしよう… みんなと仲良くなれるように…