きみがすき
ねぇ、せんぱい。 私のこと、見て欲しいです。 ねぇ、せんぱい。 一緒に、どこか行きたいです。 ねぇ、せんぱい。 私のこと、もっと知って欲しいです。 ねぇ。せんぱい…。 先輩と出会ったのは、図書室だった。 静かな静かな図書室。 誰一人居なくて、少し寂しげな図書室。 私は、そんな図書室が大好きだった。 先輩は、明るくて、元気で、陽キャ。 私なんかとは大違い。 「良いな」なんて、こっそり思ったりして…。 先輩は、きっと私のことなんか気にかけてないだろう。 たまたま図書室に行って、そこに居た私に声をかけた。 ただ、それだけ。 何も、変わったことじゃない。 きっと、私は。先輩に、意識なんてされてないだろうな。 でも、私は。 きみがすき。 俺は、好きな人がいた。 1つ年下の、可愛い女の子。 いつも図書室にいて、本を読んでる。 やっと出会えたきみに、俺は声をかけた。 きっと、俺は。あのこに、意識なんてされてないだろうな。 でも、俺は。 きみがすき。