人生※暗いです
誰からも必要とされなかった。 ……というわけではなかったのかもしれない。 ここに立ってふと思い返す。 小さい頃は純粋で、毎日が楽しかった! 友達と遊んで、笑って。家族とも仲睦まじく過ごしてきた。 運動会。負けちゃったね、悔しかったねって笑って。 お遊戯会。よくできたねって、褒めてもらえて。 卒園式、卒業式だって。寂しかったけど、いつかまた会えるよねって。 「絶対、また会おうね!」 親友の言葉も、叶うと信じてた。 「っ!……うん!絶対、絶対また会おうね!」 「約束だよ!!」 本当に楽しかった!! ……いつから壊れちゃったんだっけ。 誰といても顔色を伺ってばかりで。家族の仲も上手くいかない。 体育祭。協力できなくて、先生に怒られた。 演劇発表。みんな、やる気なんかなくて。 人生2回目の卒業式。あぁ、やっと終わりなんだって、安心して泣いちゃった。 誰からも必要とされなかった。 ……というわけではなかったのかもしれない。 少なくとも、小さい頃は真っ当に愛されていた。 何もかもうまく行かなくなったのは誰のせい? ……自分のせいだなんて答えは、とっくに出ているのに。まだ、明日への希望を信じてる。 全部、全部全部全部全部全部全部全部全部。 全部、努力を怠った私のせいだ。 才能もない。誰にも勝てない。 ましてや誰かを傷つけてばかり。 そんな人が幸せに生きれるわけがない。 生きる価値もない。 ……全部、分かってたのにね 『4番線に各駅停車〇〇行きの列車が止まります。黄色い線の内側に下がって……』 「……」 アナウンスが、何処か遠くに聞こえる。 電車の音が聞こえる。 私がいなくなっても世界は回る。 回り続ける。 それなら、いっそね。 「運動会負けちゃったね。来年こそは勝と!」 「お遊戯会上手だったな!すごいぞ!」 「もう卒業か…今まで本当にありがとうね!」 「ずっとビクビクしてて目も合わないし。ウザいんだけど」 「こんな点数しか取れないなんて……こんな子なんて産まなければよかった!!」 「このクラスにはもう、協力することも勝つことも期待していません」 「もうやんなくていいんじゃない?演劇発表なんて。馬鹿馬鹿しい」 「……これで、やっと終わりか」 「絶対、また会おうね!」 ……最後に思い出すのはこの言葉なんだ。 「……ごめんね」 約束、守れなくてごめんね。 何もできなくてごめんね。 傷つけてばかりでごめんね。 期待に応えられなくてごめんね。 生きていてごめんね。 生まれてきてごめんね。 本当にごめんね。 警笛が鳴っている。 電車が近づいて来ている。 ホームの端っこに立っていた私はそのまま、 線路に飛び込んだ。 あとがき――――――――――――――――――― 読んでくださりありがとうございます!雨憂です。 久しぶりに(この名前にしてからは初めて)短篇小説書いたので、変なとことか誤字脱字があると思いますm(_ _)m 一応、主人公の名前は高野叶羽(たかの かなう)ちゃん、高校1年生です!名前を作中にいい感じに入れられなかったのが悔やまれる…… 改めて、読んでくださりありがとうございます!感想お待ちしています! ※辛口NGでお願いします。