立場を捨てた恋
A国の第一王子である俺は日々習い事でスケジュールが埋まっている。俺は将来この国を継ぐために生まれてきた。名前?名前はジン。年齢は今年で15歳。今年中学を卒業する。そんな俺は実はゲイであることを両親に隠している。もしバレたら、もう王にはなれない。違う俺を演じるたびに心が辛くなる。しかし、この事実は隠し通す。順調に2年半が経った。 高校3年の俺は恋をしてしまった。聞けばB国の第一王子で立場が全く同じ。おまけに俺と同じゲイ。A国とB国は仲がいいので今のところ話す許可は降りている。いろいろ話す中で一目惚れした。彼はジュンと言った。名前が似てることで友達になった。ずっと話しているうちに気がつけば3年の冬の2月になってしまった。あと3週間で卒業する。俺は初恋をこのままで終わらせたくなかった。3月1日、卒業前日の放課後、思い切ってジュンに告白した。返事は二つ返事でOKだった。ただ、問題は親にどう報告するかだ。ゲイであることがバレたら少なくとも第一王子という肩書きは捨てなければならない。そしてそれはジュンも同じだ。ジュンも俺のことが好きで両想いだった。王にはなれない。王子という肩書きも捨てなければならない。それでも、ただ、彼のそばにいたかった・・・ 30日後無事に卒業した俺たちは両親にこれをいうつもりだ。覚悟はできている。たとえ死刑になろうとも2人で死ねるのなら本望だったから。それくらい愛というものは強く、解けないんだ。親に言った結果はもちろん・・・国家追放と国への出入り禁止。王は弟であり第二王子であるジョンが継ぐこととなった。2人とも同じ決断を下された。死刑こそ免れたものの肉親にはもう会えない。その寂しさもあるが、今は隣の王子様・・・ジュンを何より大切にする。それはジュンも同じだった。俺らはこの大陸ごと出て、別の大陸の国に引っ越した。例え立場を捨ててもジュンとの恋を優先した俺は立場を捨てるという行為に惚れ直した。そして、お互い仕事もやって仲良く暮らしている。 ーepilogueー 60年後、A国とB国は滅んだ。理由は相互とも王の種が薄くて子供を持てないから。だがそんなこと1ミリも気にしていない。ジュンといるだけで俺は幸せだった。もうジュンは先に逝ってしまったけれど。ジュンからもらったサファイアの指輪は今も薬指で輝きを放っている。例え、見えなくても、別の異次元にいても、俺らの心は赤い糸で繋がっている。そしてその糸が切れることはこの先永遠になかった・・・ ーあとがきー 立場を捨ててまで実る恋・・・かっこよすぎ!胸焼けしてきた・・・はいこんにちは、魑魅魍魎です。モチベ上げるためにコメントください!(切実)アドバイスもお待ちしております!