短編小説みんなの答え:1

2人の影。

 私は柚子。中学生になって、小学生のときいつも遊んでいた同級生の男の子とクラスが別になってしまった。移動教室などもあり、お互いにあまり話す時間が無くなってきていた。  そんなとき、私は事故に遭った。横断歩道の信号が青になるのを待っていたとき、突然トラックがこちら側に突っ込んできたのだ。スゴいスピードで向かってくるトラックを私は呆然と眺めていた。  次に起きたとき、私は記憶を失っていた。それも、小学校で6年間過ごした元クラスメイトの記憶だけを。3日後、クラスメイトたちが病室にやってきた。皆心配してくれて、手紙やら折り紙やらをたくさん貰った。夜、貰った手紙を見てみた。女子のものだと思われるシールで可愛くデコられているものの中に、一通だけとてもシンプルな手紙を見つけた。なぜかそれがとても気になり、読んで見た。便箋にはこう書かれていた。 「柚子へ 記憶を無くしたって聞いて、来てみたらホントに誰のことも覚えて無くて驚いた。もしかしたら僕のことなら覚えてるかも、なんて淡い期待もすぐに砕け散った。小学校の頃、柚子は僕に誕生日プレゼントをくれたんだ。帽子と、手作りのキーホルダーをね。僕、それがスゴく嬉しかった。誕生日を覚えてくれてたこともそうだけど、何より友達から、しかも女子からプレゼントを貰ったことなんて初めてだったんだ。けど、多分君は記憶が消えていなくてもこのことを覚えてなかったと思う。ごめんね、こんな話して。記憶戻ると良いね。              怜汰より」 記憶が戻ったわけではないが手紙を読んでいるとき、涙が止まらなかった。自分でもよくわからないけど、忘れてはいけない気がした。次の日、来たのは男子1人だった。なんとなく、昨日の手紙の人のような気がして、その子に聞いた。 「君は、怜汰?」 「え...?そう、だけど」 「昨日の手紙、見たよ。私とどういう関係だったの?」 「...よく、遊んでたよ。君と僕は仲が良かった。それに、僕は君が好きだった。」 その瞬間、私の記憶が戻った。そして、気づいた。私が好きだったのはこの人、怜汰だと。 「柚子...?」 「怜汰...思い出した。怜汰!」 「柚子、?記憶が戻ったのか...?」 「うん、思い出した。ごめんね、忘れッ」「謝らなくていい。しばらくこのままで居させて欲しい。」 突然、怜汰にハグされた。しばらくして、私と怜汰の影が重なった。

みんなの答え

辛口の答え

※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!

この相談への回答は、まだありません。

0件を表示

他の相談も見る

ランキングページへ

相談に答える

相談の答えを書くときのルール

【「相談する」「相談に答える(回答する)」ときのルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
ニックネーム必須

※3〜20文字で入力してね

※フルネーム(名字・名前の両方)が書かれた投稿は紹介できません


せいべつ必須

ねんれい必須
さい

※投稿できるのは5〜19さいです


都道府県必須

アイコン必須

答えのタイトル必須

※30文字以内


じこしょうかい

※140文字以内

※自分の本当の名前、住所などの個人情報(こじんじょうほう)は書かないでね


ないよう必須

※500文字以内


辛口

※ないようがきびしいコメントの場合はチェックをつけてね!


ひみつのあいことばを設定してね

他の人にわからないように、自分しか知らないしつもんと答えを入力してね。

※ひみつのあいことばは忘れないようにしてください

※自分が選んだしつもんや答えが他の人に見えることはありません

ひみつのあいことば①必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね

ひみつのあいことば②必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね