ずっとずっと大好きだよ
好きだ。とても好きだ。見ているだけでドキドキして、何よりもあの『笑顔』がとても素敵だ。 そう思い始めたのは、同じクラスになってから約7年目の時だった。 私の名前は武田未玲。ごく普通の女の子だ。そんな私は、ずっとクラスが同じ男子に恋をした。 「おーい、外行こうぜ」 彼の名前は高見澤淳茂。私の好きな人だ。年中の時から同じクラスで、笑顔が素敵で、背が高くて足も速くて何よりもかっこいい。でもクラスの女子にはあまり恋愛対象として見られていない。だから狙いやすい。 ある日私は決心して、手紙で告白することにした。でも結果は「NO」そりゃそうだ。ずっと一緒だからって、仲が良かったのは幼稚園から低学年の頃だけ。今は全くと言っていいくらい話をしない。 それから私は積極的に話しかけたり、キーホルダーやクッキーなどのプレゼントをすることにした。 ー2年後ー 私は中1になり、彼とはクラスが離れてしまった。 ショックもあったけれど、不幸中の幸いで、委員会が一緒だったり、宿泊学習の係が一緒だった。 ある日、友達の里奈に声をかけられた。 「ねぇ、淳茂が言ってたんだけど、アルミ缶のグラフ、未玲にやって欲しいんだって」 彼女も委員会が一緒だった。ちなみに淳茂は、奉仕委員会での学年の責任者なので、アルミ缶のグラフを作らないといけなかったのに、ずっとサボっていたのだ。 「私でいいならやるけど」 そう言って、グラフがある場所に行くと、淳茂が立っていた。 「来てくれたんだ。ありがとう」 「まあ、暇だし」 「じゃあ、あとはよろしくね」 「えっ!?やらないの?」 気づいたら淳茂は友達と楽しそうに話していた。 「全くもう、しょうがない。やるか」 そんなことを言いつつも、心の中では「嬉しい」と感じていた。 グラフが終わると、淳茂が後ろに立っていた。 「本当にありがとう。助かったよ」 「ううん。全然いいよ」 「…………あのさ、今日の放課後、屋上に来てくれる?」 「全然いいけど…」 「良かった!じゃあね」 放課後?屋上?これって告白? いやいやそんなわけない。あいつが私のこと好きなわけないもん……ないない… ー放課後ー 私は言われた通り、屋上に行った。そこには、制服姿で後ろを向いている淳茂がいた。 「あの…来たよ?」 「ああ。じゃあ本題に移ろうか」 心臓が暴れる。 「未玲さんのことが好きです。付き合ってください」 やっぱりそうなんだ。 「うん……私も淳茂のことが大好き。こんな私でよければ」 ガバッ 私は抱きしめられた。 「未玲のこと……ずっとずっと大好きだよ」 淳茂の顔が私の顔に近づき、唇に温もりがふれた。 ずっと一緒にいようね。淳茂。 ー完ー