恋の発芽に必要なのは
私、赤城ひかり。中学1年生。 今、悩みがある。それは……好きぴが欲しい!! みんな恋していて楽しそう。でも、私だけしてなくて、学校に行っても楽しみがない。 「あ!おはよ!ひかり!」 「あ、おはよう。優星」 「ね~、ひかりなんでそんなテンション低いのいつも!小学生のときはそんなこと無かっただろ!」 「えっ、そ、それは」 好きな人がいないから、なんて言えない。 「と、特にないけど!理由なんて…!」 「あっそ~」 優星とは同じクラスで小学校から一緒。小2で初めて同じクラスになってよく喋るようになった。 「今日は席替えをします」 「えーマジ!?」 「超嬉しいんだけど!」 クラス中に歓喜の声が飛び交った。 私は14番を引いた。 「あ、ひかりの前だ」 「おー優星の後ろだ」 給食の時間になった。すると、優星から話しかけられた。 「ねえひかり」 「なに?」 「ひかりと俺ってさ、小2から仲良いよね」 「えっ、あ、うんそうだね」 びっくりした。優星からそんな言葉が出てくるなんて。 そして、ドキっとした。 胸がチクっとした。 「顔真っ赤だね、ひかり」 これが恋かもしれない。