私たちのクラリネット
「私は......」 私の名前は雪乃優理(ゆきのゆり)。高校2年生。吹奏楽部でクラリネットをしている。 ここの北花高校の吹奏楽部は、少しづつ強豪校になってきている。吹奏楽部の部員は20人と少ない。クラリネットのパートは2人。私と春城連(はるきれん)くん。私と連くんは、中学校のころからクラリネットをしている。 入学式当日の日、教室に1番乗り来てクラリネットを吹いていた。私はそれにみとれていた。 「こんにちは。はじめましてよろしくね。」 「こんにちは!よろしくね!クラリネットすごくうまいね!マイ楽器?」 「うん。そうだよ。中学校の頃に買ってもらったんだ。」 「そうなんだ!私も一応クラリネット持ってるけどうまく吹けないんだよねー」 「そうなんだ。部活は吹奏楽部に入るの?」 「うん!えーと.....名前なんて言うの?」 「連。春城連。」 「いい名前だね!私は雪乃優理!連くんも吹奏楽部?」 「うん。そうだよ。一緒にがんばろうね」 「うん!」 私たちはこうして仲良くなった。席も隣だった。 親友もできた。 入学して1ヶ月 「優理!移動教室一緒に行こ!」 「うん!行こ!風香(ふうか)!」 昼休み 「風香!今日も陸上の昼練?」 「うんー今日もー最近昼練多すぎ...ごめんね、今日も一緒にお弁当食べれなくて」 「大丈夫だよ!昼練がんばって!」 「優理ちゃん。一緒にお弁当食べよ。」 「うん!いいよ!じゃあいつものとこね!」 最近風香が昼練だから、連くんとお弁当を食べることが多くなった。 放課後 近くのカフェにて 「優理!今日も連くんとお弁当食べたんでしょ!どうだった?」 「うーん。今日も相変わらずって感じかな」 「えー。でも連くんのこと好きなんでしょ?」 私は連くんのことが好きになった。いつも華麗にクラリネットを吹く姿がかっこいい。 吹奏楽コンクール県大会まであと10日 「クラリネット、そこの78小節目の入りが遅くなるから気をつけて。」 「はい。」 合奏後 「コンクールあと少しだねー」 「うんー私大丈夫かな.....」 「大丈夫だよ。優理ちゃんなら」 吹奏楽コンクール県大会当日 「緊張してきた....」 「優理ちゃん。大丈夫だよ。練習してきたから。」 思わず体がビクッとなってしまった。緊張とときめきで心拍数が上がっていく... 「うん、ありがとう!」 結果発表 「プログラム13番北花高校 ゴールド金賞!」 「やったね!連くん!」 「うん。やったね。優理ちゃん」 「ただいまより、地方大会へ進出する高校を発表します。」 「1校目 プログラム5番...高校」 「2校目 プログラム11...高校」 「3校目 プログラム13番北花高校」 「やった!地方大会進出だ!」 地方大会まであと3日 「トランペット、クラリネットそこもっとなめらかに!」 「はい!」 地方大会まで意外と日数が少ない。 地方大会当日 私たちは、県大会のときよりもすごくいい演奏をした。 結果発表 「プログラム16番北花高校 ゴールド金賞!」 「やった!全国大会進めるといいなー」 「うん。きっと進めるよ。」 「ただいまより全国大会へ進出する高校を発表します。」 「1校目 プログラム7番...高校」 「2校目 プログラム16番北花高校」 「3校目 プログラム24番...高校」 「やった!今年は全国大会進出だ!」 帰りのバス 「優理ちゃん。全国大会で金賞取れたら伝えたいことがある。」 なんだろう。伝えたいことって。やばいドキドキしてきた。 「うん!じゃあ金賞取るために頑張らなきゃね!」 全国大会本番 結果発表 「プログラム4番...代表...高校 銅賞」 「プログラム5番...代表...高校 ゴールド金賞!」 「やった!!!!!金賞だ!」 「うん。やったね。」 全国大会の次の日 「優理!全国大会金賞おめでとう!」 「ありがとう!風香!」 「風香も陸上全国13位おめでとう!」 「ありがとう!」 全国大会から2日後 「優理ちゃん。今日部活ないから、放課後教室で待っててもらえる?」 「うん!わかった!」 放課後 「連くんなにー?」 「優理ちゃん。俺と...付き合ってください」 「私は....」 「私も好きです。よろしくね!」 私の恋が叶った 私たちのリードがマウスピースとリガチャーでしっかり固定されたような気がした。 4年後 私たちの固定されたリードは、永遠に外せないリード(指輪)となった