最後に花束を。
「あすか、誕生日おめでとう!」 僕は、毎年あすかの誕生日に花を一輪プレゼントするのが 恒例になっていた。 「来年はなんの花がいい?いま気になってる花があるんだけど、 あすかはどうかな?」 そういうと、あすかの表情が曇り、病気のことを打ち明けられた。 数ヶ月後、あすかは癌が見つかり入院した。だがあすかの病気 の侵攻は止まる事がなく、あっという間にあすかは弱っていき、 余命を宣告された。あすかは 「私が死んだら、死んだらお墓に花を持ってきてくれる…? と言い、僕は 「お墓には持っていけない。絶対、直接渡したいんだ。だから…__」 と言い約束した。だが、いくら願おうと涙を流そうと、あすかの 病状は悪化していった。病気について打ち明けられて一年。あすかの 誕生日になった。、花を持って病院に向かうと、 あすかのお母さんから「もう長くない」と知らせがあった。 僕は花束を抱えて病院に急いだ。 __________________________________ あとがき-最後まで読んでくれてありがとうございます!意味が わからない人もいると思うので説明します。「僕」が花束を抱えて病気に 向かったのは、あすかの失われた未来に渡すはずだった花という事に なります。つまりあすかはもうすぐ死んでしまうという事です。