受験には「カツ」「勝」【怖】
俺の名前は、勝(まさる)双子の兄として生まれた。双子の弟は大受(だいじゅ)。いかにも男らしい名前。 俺はこの「名前」が好きだ。 俺は幼稚園・小学校は市立にいき、もちろん大受とも同じ学校。中学は、大受が「中学受験がしたい」って言ったから 母ちゃんに「おんなじとこに行ったほうが楽だ」と言われて、俺も行くことに。 その中学はなかなか頭のいい、「御三家」と呼ばれる学校だ。 俺は勉強はそんなにできないが野球の推薦で合格できた。中学校は中高一貫で高校受験がないと聞いて安心した。 俺は中学はスポーツ推薦だからほぼ受験したとは言わないから、高校受験が怖かったんだ。 俺とは反対に、大受は真剣に勉強し、大好きなゲームも禁止にして受験に励んだ。 高校3年の春。母ちゃんが「2人とも大学にだけは入ってほしい」と 言われたのでまたまた大受と同じ大学を受けることに。 正直言うと俺は野球の強い大学に行きたかったがここまで育ててくれた母ちゃんには感謝してるから断れなかった。 3年になると母ちゃんは気合を入れ始めた。「合格するにはまず健康!」と言うことで料理もかなり品数が増えた。 俺はそんな母ちゃんに感謝して部活終わりもたくさん食べて体づくりに、勉強に励んだ。 だがそんな俺とは反対に、大受は少食らしい。去年まではたくさん食べてたはずなんだけどな…? 受験の3日前にはいった。この3日間は「カツ」の入る食べ物を出すと言う。 今までにも、中学受験や野球の試合の前日はよく「カツ丼」や「カツカレー」、「カツサンド」を作ってくれたもんだ。 ついに受験当日。試験は午後3時からだ。 いつも夕食に出してくれていたが、今日は昼食に出してくれるらしい。 一昨日の夕食は「カツカレー」。昨日は「カツサンド」…と言うことは今日の昼食は「カツ丼」か? 「まさる~ご飯よ~」 おっ 今日の昼食を考えていたら母ちゃんに呼ばれた。 今日は何かな~、とウキウキで階段を降りると、大受はすでに席についていた。 「あれ?母ちゃん。メシは?」 「ん~ちょっと待ってね~」 んん?どうしたんだろう?なぜ、母ちゃんは包丁をといでいるんだろう。 「よしっ!大受。準備できたわよ~」 「うん。母さん」 ん?大受が先に食べてその後に俺のを作るのか? なぁんだ。早くきたのに。それならスマホゲームをちょっと息抜きにしようかなぁ。 ------------------------ あれ?大受と母ちゃんは? 嫌な予感がして後ろを振り返ると… ------------------------ 「母さん!僕受かったよ!」 「やったわね!お母さん嬉しいわ~」 「やっぱり〇〇〇を食べたのが良かったのね」 「ああ。母さん」 「1年間たくさん食べさせて大きくなって良かったわ~」 「うん。やっぱ大事な日には「カツ」だよね」 俺はそんな様子を天国から見ていた____ ------------------------ こんにちは☆ 食パンでーす♪ 初めて男子目線で描いてみました! 意味、わかりましたか? 大事な日には「カツ」! 「カツ」「かつ」「勝」… そうです。お母さんんは大受を受かるように「まさる」を食べさせたのです… 勉強をろくにせず、スポーツ推薦でひょいひょい受かった勝を良くは思わなかったのでしょう。 名前も意識しました! ☆勝…「カツ」★大受…「大学受験」 ですっ! 天国から見る、勝はどんな気持ちなんでしょうね。