私の人生を消しゴムで。
ドンッ 銃声が鳴り響く。 初めて人を殺した時、何も感じなかった。 あぁ、あの時に戻りたい。 14年前_ 「ねぇ、君かわいいねー」「俺らと遊ぼうよぉ」ドンッ「?!」 「ねぇねぇ、私のかわいぃー友達に何しちゃってくれてんの?ねぇ、聞こえねぇのかよ? その汚ねぇ手どけろ」 「す、すみませーんっ!」 「大丈夫?!」 「もぉ叶(かな)ー本気出し過ぎw」「よっ!さすが暴走族総長!」 「うるさいなぁ、いいやん、助けてあげたんだし」 私は、本宮叶。叶夢似族(かむいぞく)の総長をやってる。関東を率いるチームだ。 でも、それは裏の顔。親には秘密。これを知っているのは、親友の赤羽夏菜子と、青木冬菜だけだ。この2人はチームに入ってないけどね。 学校では、生徒会と学級委員長で運動神経抜群で頭も良く推薦になっている。 その上、先生ウケも良く友達がたくさんいる。おまけにモテて彼氏持ち。最高の暮らしだと思ったいた。 「叶!母さんがっ!」医者から危険な状態と言われた。でもそんなの嘘だ。ヤブ医者だよ。こんなの。 「ねぇ、お母さん。私ね今日喧嘩したの。暴走族の夢見心地と。実はね、私暴走族の総長やってるの。あの叶夢似族のっ」 「ねぇ、みんなすぐやられるんだよ?私がお母さんを守るからお家に帰ってきて?っ…」 その翌朝お母さんは死んだ。 「やめて、やめて、やめてってば。もし出たら誰かを傷つけてしまう。」グスッグスッ そして14年後 なんでこうなっちまったんだろう。何が私をこうさせた?そうだ、あの時のお母さんの死だ。あれで全て終わった。 でも、人生をやり直したい。お願い一度でいいから。暴走族なんてやらなければよかった… コロッ、ん?なんだこの消しゴム。はぁこんな消しゴムで人生やり直せたら… ピピッ! 「叶ー!起きなさーい!遅刻するわよー」「お母さん…?」