短編小説みんなの答え:2

私の音色は君に届いていますか?

私の名前は大石奏(おおいしかなで) 中学2年生の女子。 吹奏楽部でトランペットを担当している。 私には幼なじみの男の子がいる。 河村響(かわむらひびき)だ。 響はアルトサックスを担当している。正直、めっちゃ上手い。 私たちは小学4年生のときに一緒にブラスバンド部に入った。 響は明るくて穏やかな性格。友達も多い。 でも、最近は部活に来ていない。一緒に帰ってもくれない。 なんでなんだろう… 僕の名前は河村響(かわむらひびき) 中学2年生。 僕は吹奏楽部でアルトサックスを担当しているけど、最近は部活に行けてない。 重い病気が発覚したからだ。奏にはそのことを言っていない。 僕のせいで奏が練習をやめてほしくないから。 奏はすごく優しくて素直だ。僕の病気を知ったら、部活を抜けて見舞いに来るだろう。 それだけは嫌だった。奏には楽器を続けてほしい。 僕は奏が好きだから。 ある夏の日、響のお母さんから電話があった。 「奏ちゃん、響が天国に行ったわ」 呆然とした。頭が真っ白になった。 電話で響は重い病気にかかっていて、余命宣告を受けていたことを知らされた。 私は聞いてしまった。「どうして教えてくれなかったんですか?」と。 「響が教えるなって言ったのよ。あの子、奏ちゃんのことがずっと好きだったから」 「え?」私は大粒の涙を流して泣いていた。 私も響が好きだった。なんでなにも言ってくれないんだよ、バカ。 響が天国に行ってから3年が経った。 今、私は高校2年生。吹奏楽も続けている。 雲がまばらにある5月の空に向かって、私はトランペットを吹いていた。 私の音色は君に届いていますか? 響が「うん!」と返事をしたかのように、空はパーっと明るくなった。 私は晴れ渡る空に微笑み返した。

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