はかない
20xx年 ドイツ,ベルリン郊外 人工知能の開発が進み、AIを人間が自由に扱えるようになった頃、AIは暴走し始めた。実体化し、人を襲うようになった。そんなAIにもはや理性などなく、自我を持った人工知能として全人類が恐れる存在となる。 この騒動を鎮めようと開発者たちは奮闘した。そうするなかで、莫大な資産をつかってしまったし、環境への影響も大きかった。 プログラムでAIをおさえようとした。が、AIにとってプログラムは単なる助言にすぎなかった。 AIに毒をもった。AIは無傷だったのに加え、人間にとっても有害な毒が気体となって世界中に広がり、生き物の健康状態は悪化した。 銃やナイフで粉々にしてしまおうとした。暴れ狂うAIに近づくことはむずかしかったし、遠くからだと弾も刃もとどかなかった。 「無理だよ。諦めよう。こうしてるあいだにもどんどん人が死んでるし、私たちもいつか死ぬ」 「なんでこんなしょうもないことで死ななきゃいけないの? 嫌なんだけど」 「ばかばかしい。てか世間もなんでここまで騒いでんの? こういう事件、むかしにもあったんでしょ?」 「そんな軽々しく言わないで。AIと毒で私の身近な人死んでってるんだけど。殺される、怖い」 「ここまできてて、なんで開発者はずっと黙ってるわけ? ほんと、まともな人いないね」 「人間だけじゃなくてほかの生き物たちが死んでってるの、本当に申し訳ない。謝りたい」 「悪くなんかないよ。てかAI発明した人だれ? 責任とってほしいぐらいだわ」 人々の怒りは募り、それが人間対AIの戦争を勃発させた。激戦の末、人間は敗戦。 人間はがれきのなかを彷徨い、路頭に迷い、たたかうことの意味を探し求めながら死んでいった。 本来人間の暮らしを快適なものにするはずだったAIが、人間自身が、人類を滅亡させたのだ。 どうだったでしょうか……!? 歴史が繰り返すって、たぶんこういうことなんでしょうね。 思いつきの文章ではあるんですけど、感想とかアドバイスあったら書いて教えてくれると嬉しいです。