とある私が見た夢のお話
ホラー要素を含みます 私:はぁ…?どこここ。 目覚めると、知らない町の知らない道路の真ん中に倒れていた。 町はなぜかモノクロで、空だけが夕暮れ時のようなオレンジ色に染まっている。 車にでも轢かれたらまずいと思い、直ぐ様歩道に駆け出した。 私:マジ知らんてここ……てかド田舎やし。 私の住んでいる地域も田んぼが多いだいぶ田舎だが、ここは田舎なんてレベルじゃないほど田舎だ。 家の数より田んぼの数のほうが圧倒的に多い。 そして道路も歩道も狭い。コンビニもない。 ワンチャン!と思い来ていたパーカーのポケットやズボンのポケットを探った。 スマホもなかった。 連絡手段がなくなった。 どうすりゃいいものかと、とりあえず歩きだしてみることにした。 私:… しばらく歩くと違和感を覚えた。 車もバイクも、人も、 ここまで歩いてきて、1つも見ていない。 いや、田舎なのはわかる。 でもこんなに何も通らないことってある? てか人くらいはいるだろ、田舎でも。 私:うわ…なんですかこれ、ドッキリですか。それとも私、死ぬんですかこれ。ねぇ。 私:まだクリアしてないよあのゲーム。家に帰らせろぉ!!! 1人虚しく、1つだけ色づく空に叫ぶ。 まぁ返事なんて返ってくるわけないのだが。 またしばらく歩くと、1つだけスーパーが見えた。 私:おっ、こんな田舎でもスーパーはあるんだ。え、てかデカくね?広くねあのスーパー。 コンビニはないくせに大きなスーパーはある。 これも変な話だが、私は興味を持った。 少し近づく。 スーパーを正面から見てみた。 スーパーの入口のところって、だいたいガラス張りじゃん? でも、そのガラス張りのところに、雑にたくさんのポスターが貼られていた。 中を隠すように。 私:うわぁ……待って、待て待て待て。めっちゃ入りたくない恐怖しかない。 私:えぐ、え、どうしよこれマジで。えっえっえっ、マジで死ぬの私? そんな事を言いつつも、何故か体はスーパーの方へ向かっていた。 スーパーの中へ、入ってしまった。 入った瞬間、絶望した。 「あ、これガチで死ぬやつだ」と。 スーパーの中は、真っ暗で何もなかった。 レジも、商品も、商品棚も、冷凍食品やアイスが入れてある冷凍庫も。 たまにある、スーパーの中に入ってるパン屋さんとかも。 本当に、何もなかった。 あるとするなら、壁と天井と床。 あと、避難経路の緑の明かりだけ。 そして、後ろではバタンと扉の閉まる音。 驚いて振り向く。 そして扉に駆け寄り、扉を乱暴に動かす。 開かない。扉が開かない。 さっきまで開いてたのに。 ここに入るのに使ったのに。 誰だ?誰かが鍵を閉めたとしか思えない。 私:うっわ…最悪。終わった、詰んだ。人生詰んだ。 私:あぁぁぁぁ…… 言葉にならない弱々しい叫びを上げる。 私:いや、動かないと。怖いけど動かないと出れない。 私:あ、そうだ避難経路。絶対あそこ裏口みたいな感じになってるはず。 私:そこから出れたら嬉しいけど。まぁそこも閉められてたら終わる… 私:いやまだ希望はある。 私:絶対脱出してやる。 そう意気込み、壁に手を付けながら奥へ、奥へと進んでみる。 恐怖によるメンタルの疲労と、道路からスーパーまで歩いてきた体力の疲労で段々と疲れが現れるようになった。 少し止まり、左の方。つまり壁じゃない方を見る。 何かが光っている。 避難経路の蛍光灯じゃない何かが。 怖かった。でもなぜかそちらの方に足が動いた。 近くまで行くと、ウィーン、と機械音がした。 私:はッ…!? もう、何百年か先の未来からきたんじゃないかっていう変な人形のロボットがいた。 そいつは私の方に全速力で走ってくる。 待って待って待って!!! ガチで死ぬって!!! そう思いきた道を戻ると、なぜか入口の扉は開いていた。 そこから外へ飛び出す。 スーパーからは出れないんじゃね?と思い後ろを振り向く。 すぐそこまで来ていた。 私はロボットの鉄でできた拳で、頭を右から殴られた。 そこで目が覚めた。 これは、とある日の、むいの夢の話です。